浴室のカビを抑えたり、洗濯物を乾かしたりするのに便利な、浴室暖房乾燥機。
多くの場合、換気扇は標準装備になっていますが、浴室暖房乾燥機はオプションで10万円~20万円ほどします。
10万円単位で変わってくるので、つけたほうがいいのか、別になくても良いのか、悩んでいる人も多いかと思います。
このページでは、浴室暖房乾燥機のメリット、デメリットなど、後悔しないために、浴室暖房乾燥機は必要なのか?ということについて紹介していこうと思います。
浴室暖房乾燥機を入れようかどうか迷っている人に読んでもらいたい記事です。
浴室暖房乾燥機のメリット
まずは、浴室暖房乾燥機のメリットを紹介します。
・冬場に浴室を暖めることができる
浴室暖房乾燥機は、その名の通り、浴室を暖めることができます。
冬場の風呂場は寒いものですが、暖房機能を使えば寒さを感じることなくお風呂に入ることがあります。
特に高齢者は、温度差によるヒートショックのリスクも下げることができます。
暖房能力の高いものを選べば、浴室と脱衣所をまとめて暖めることもできます。
・夏も快適にお風呂に入ることができる
浴室暖房乾燥機には、多くの機種で、「暖房」「乾燥」以外にも、「送風」や「涼風」といった機能が搭載されています。
送風機能を使えば、熱がこもりがちな浴室内でも暑さを和らげることができます。
・洗濯物を乾かすことができる
浴室暖房乾燥機の乾燥機能を使えば、雨の日でも洗濯物を素早く乾かすことができます。
大体2~3時間くらいで乾かすことができます。
・カビの発生を抑えることができる
お風呂上がりに乾燥機を30分~1時間ほどつけておけば、浴室内の水気を飛ばすことができます。
毎回乾燥させていれば、浴室内にカビが発生することはまずありません。
カビを抑えるために、毎回水で洗い流したりしている人もいるかもしれませんが、浴室暖房乾燥機があれば、そういった手間から開放されます。
、
浴室暖房乾燥機のデメリット
次に、浴室暖房乾燥機のデメリットを紹介します。
・フィルター掃除が面倒
浴室暖房乾燥機には、エアコンと同じようなフィルターがついています。
フィルターは定期的に掃除しないと、暖房や乾燥の効率が悪くなってしまいます。
私もフィルター掃除をサボっていたことがあったのですが、何時間経っても洗濯物が乾かなくなってしまい、フィルターを見てみるとホコリが数ミリの厚さになっている状態でした。
・洗濯物を干すのが面倒
浴室暖房乾燥機で洗濯物を乾かすには、洗濯物をハンガーにかけて並べないといけません。
洗濯乾燥機のように、洗濯機の中に入れたまま乾燥まで終わるわけではないので、干す手間が余計にかかります。
・洗濯物をたくさん干すことができない
浴室はスペースが限られているので、あまりたくさんの洗濯物を干すことはできません。
浴室内に突っ張り棒を2本設置して、そこに20本ほどのハンガーをかけるのが限界です。
・電気代、ガス代が結構かかる
浴室暖房乾燥機で洗濯物を乾かすのには、1時間~3時間程度の時間が必要です。
ガス式、ヒートポンプ式、ヒーター式といった種類にもよりますが、1回につき50~100円程度はかかると思っておいたほうが良いです。
毎日使うと、月数千円電気代、ガス代がかかってきます。
、
浴室暖房乾燥機は、いらなかったと、後悔している人の声
浴室暖房乾燥機を入れて後悔している人の声を紹介します。
40代 女性 Oさん
浴室暖房乾燥機つきのお風呂にリフォームしたので、1ヶ月毎日使っていたのですが、リフォーム前よりも電気代が5,000円くらい高くなってしまいました。
毎日3時間洗濯物を乾かすのと、家族が風呂から出るたびに1時間乾燥機能をつけていたせいだと思います。
電気代が結構かかると聞いていましたが、思ったより高かったので、結局洗濯物は外に干すようにしています。
洗濯物を干すのが楽になるかな?と期待していたのですが、残念です。
30代 女性 Aさん
浴室暖房乾燥機は結構電気代が高くつくので、なかなか気軽には使えません。
電気代が高くなるということは事前に聞いていたのですが、いざ電気代の請求がくると、やっぱり使う頻度を少なくしないとな。とどうしても思ってしまいます。
便利な反面、ランニングコストが結構かかるものですね。
我が家はそれほど収入も多くないので、電気代が気になってしまってあまり使っていません。
浴室暖房乾燥機に関しては、後悔の声はほとんどが光熱費が高くなる。という声ばかりです。
毎日使っていると、3,000円~5,000円高くなってしまうこともめずらしくないので、洗濯物を干すのは雨の日だけにするとか、工夫するようにしましょう。
浴室暖房乾燥機を買って良かったと満足している人の声
浴室暖房乾燥機を買って良かったと満足している人の声を紹介します。
30代 女性 Mさん
浴室暖房乾燥機を後付けしたのですが、雨の日でも夜でも好きな時間に洗濯をすることができるので、共働きの我が家にはとてもありがたいです。
冬場は風呂場を暖めることもできるので、寒い思いをせずにお風呂から上がることができています。
20代 男性 Uさん
賃貸住宅からの引っ越しですが、前の家には浴室暖房乾燥機がありませんでした。
前の家でも部屋干しをすることが多かったのですが、部屋干し用の洗剤を使っても、どうしても生乾きのニオイが残ることがあり、気になっていました。
今の家には乾燥機があるので、乾燥機能を使えば生乾きのニオイが残ることもなくなり、とても満足しています。
今後、マイホームの購入も考えているのですが、浴室暖房乾燥機は絶対に付けたいと思っています。
60代 女性 Yさん
風呂場のリフォームに合わせて浴室暖房乾燥機を取り付けました。
私達くらいの年代になると、ヒートショックも心配なので、暖房機能はとてもありがたいです。
洗濯物は、晴れた日は外に干した方がやっぱり気持ち良いですが、雨の日でも洗濯物を干せるのはありがたいですね。
光熱費が高いという声を除けば、ほとんどが便利で快適で、満足しているという声があつまりました。
、
浴室暖房乾燥機は、必要なのか?いらないのか?
浴室暖房乾燥機は、こういった人におすすめです。
浴室暖房乾燥機が必要な人
・洗濯乾燥機を置くスペースがない人
洗濯乾燥機を置くスペースがないが、雨の日も素早く洗濯物を乾かしたいという人には、浴室暖房乾燥機はおすすめです。
天気や時間を気にせず、いつでも洗濯ができるようになります。
・風呂場のカビの発生を抑えたい人
浴室暖房乾燥機があれば、風呂場のカビはほぼ発生しなくなります。
ずっと綺麗な風呂場をキープしたい人には、浴室暖房乾燥機はおすすめです。
・夏も冬も快適にお風呂に入りたい人
浴室暖房乾燥機には、「暖房」「送風」「涼風」といった機能があります。
冬はあたたかく、夏は涼しくお風呂に入ることができます。
浴室暖房乾燥機は、いらない人
逆に、こういった人にはおすすめできません。
・電気代、ガス代を気にする人
浴室暖房乾燥機の、「暖房」「乾燥」機能は、電気代、ガス代が結構かかります。
電気代やガス代を気にする人は、あまり使えないかもしれません。
・洗濯物を干すのが面倒な人
洗濯物を干すのが面倒な人は、風呂場に洗濯物を干す必要がある浴室暖房乾燥機よりも、洗濯から乾燥まで一度に終わらせることができる洗濯乾燥機がおすすめです。
浴室をあたためたり、カビの発生を防ぐのが目的なら、浴室暖房乾燥機が必要ですし、洗濯物を乾かしたいということなら、浴室暖房乾燥機を入れるお金で洗濯乾燥機を買ったほうが良いと思います。
あなたの生活スタイルにあわせて、後悔のないようにしたいですね。
、
浴室暖房乾燥機がない物件の代用品
賃貸物件で、気に入ったけれど、浴室暖房乾燥機がない・・・。という場合に使える代用品を紹介します。
セラミックファンヒーター
コンパクトなセラミックファンヒーターがあれば、浴室と脱衣所をまとめて暖めることができます。
浴室暖房の代わりになります。
除湿機
除湿機があれば、浴室に干した洗濯物を早く乾かしたり、水滴を飛ばすことでカビを防ぐなど、浴室乾燥の代わりになります。
どちらも、床に置くタイプになるため、天井に埋め込まれている浴室暖房乾燥機よりは場所を取りますが、十分に代用できます。
関連記事
浴室暖房乾燥機を入れることは決めているけれども、電気ヒーター式か、ヒートポンプ式か、ガス式か、どういったタイプにしようか迷っている人は、こちらの記事を読んでみて下さい。
これからマイホームを作ろうと考えている人、リフォームをしようと考えている人、移住やライフスタイルの悩みや迷いを解決することができるような情報を発信します。