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オール電化 蓄電池は、やめたほうがいい、いらない?蓄電池で後悔しないために。元が取れない?停電したら、蓄電池でお湯、暖房をまかなえるのか

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オール電化の一番の心配事といえば、停電ですよね。

停電対策として、蓄電池の導入を考えている方もいるかと思いますが、価格がネックとなり、それほど導入している家はありません。

このページでは、蓄電池を導入したら、どこまで停電対策になるのか?蓄電池は必要なのか。また、蓄電池の価格などを紹介します。

オール電化で、蓄電池を設置しようかどうか迷っている人に読んでもらいたい記事です。

蓄電池はいらない?必要か

結論から言うと、蓄電池があったとしても、停電してから1日も電池はもたないので、地震などの災害があってから電気が復旧するまでの間の備えとしては不十分です。

1000万クラスのお金をかけて大容量の蓄電池を設置するのであれば別でしょうが、常識的な範囲内で、現在の電池の技術、価格を考えると、蓄電池を設置する意義は薄いと感じます。

実際、私もオール電化や太陽光発電を設置する方には蓄電池の案内をするのですが、太陽光発電を設置されるかたは蓄電池も設置される方も結構いますが、オール電化のみの方はほとんどの方が設置を見送ります。

今後、電池の技術が飛躍的に向上し、100万円程度で1週間分の電力をまかなえるようになったりしたら、その時に考えれば良いことかと思います。

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蓄電池は、元が取れない、後悔する人が多い

蓄電池は、価格が100万円以上する割には、カバーすることができる家電、使用できる時間が短いのが現状です。

基本的に、太陽光発電と組み合わせて元を取ることも難しく、正直コストパフォーマンスに見合っていません。

照明は懐中電灯で。スマホの充電はモバイルバッテリーを多めに用意しておく。情報収集はラジオを用意しておくなどで対応することをおすすめします。

蓄電池とは

家庭用蓄電池とは、大きな電池のことで、普段から電気を蓄えておき、停電時に蓄電池から電気を供給することができるもののことをいいます。

スマートフォンのバッテリーの大きいものだと思っておけば良いです。

家庭用の蓄電池の容量は、6kWh~8kWh程度のものが一般的です。

ちなみに、電気自動車である日産リーフには、62kWhものバッテリーを搭載しているモデルがあり、電気自動車があれば、災害時に安心ということがよくわかるかと思います。

パナソニック、シャープ、NEC、東芝、京セラなど、各電機メーカーから発売されています。

スマートフォンのバッテリーなんかは、2年くらいで寿命が来てしまいますが、蓄電池は5000回~1万回の充電に対応し、メーカー保証期間も10年となっているものがほとんどです。

蓄電池の設置場所

蓄電池は屋内設置型と屋外設置型があります。

家庭用の8kWh程度のものであれば屋内にも屋外にも置くことができるタイプが多いので、部屋のスペースを取りたくない方は屋外に。屋外に置くスペースがない方は屋内に置くことができます。

屋外に設置する場合は、コンクリートの基礎を打つ必要があるので、屋外設置の方が工事費は高くなります。

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蓄電池で、家電は何時間使えるのか

蓄電池があれば、停電した時に照明や冷蔵庫、エアコンなどを何時間使うことができるのか、おおよその時間を紹介します。

なお、蓄電池の容量は、標準的な6KW程度、各家電製品の消費電力も標準的なものとして計算します。

照明・・・50~100時間

冷蔵庫・・・10~20時間

エアコン・・・10~15時間

IHクッキングヒーター・・・6~10時間

パソコン・・・50~100時間

洗濯機・・・6~10時間

これらは、それぞれの家電を単体で動かした時の稼働時間です。

通常、停電した時は、最低限、照明、冷蔵庫、テレビくらいは動かしたいですよね。

これらの家電を動かしたとして、6kWhの蓄電池だと、12時間くらい動かせれば良いかなあ。という程度です。

蓄電池があるからといって、普段と変わらない生活を数日間続けることができる。というわけではありません。

IHクッキングヒーターを使ったり、エアコンを付けたりしたらすぐになくなってしまうので、基本的には使えません。

また、エコキュートは消費電力が大きくて使えないので、お湯をつくることはできません。(タンク内にお湯がたまっていれば、蓄電池からリモコンへの給電でお湯はりをすることはできます)

ですから、蓄電池は、本当に最小限の家電を半日~1日程度動かすことができる。くらいに思っておいたほうが良いです。

大きな災害の場合は、電気が復旧するのに一週間くらいかかることもあります。

震度7の地震が発生した場合、1日以内での復旧というものは難しいでしょう。

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蓄電池の価格

蓄電池の価格は、容量によって大きく違いますが、標準的な6kWh~8kWh程度のもので、200万円程度となっています。

各メーカーの代表的な製品の価格を紹介します。

東芝 ENG-B7430A5-N 7.4kWh 297万円

東芝 ENG-B5048C1-N1 5kWh 140万円

パナソニック LJB1146K 5.4kWh 104万円

シャープ JH-WB1622 4.2kWh 335万円

シャープ JH-WB1711 6.5kWh 230万円

シャープ JH-WB1821 8.4kWh 291万円

京セラ EGS-ML0650 6.5kWh 270万円

京セラ EGS-LM1201 12kWh 370万円

オムロン KP-BU65-A 6.5kWh 266万円

オムロン KP-BU98-B 9.8kWh 302万円

これらの価格は定価なので、実際は工事費を含めても、この価格よりは安く収まる事が多いです。

また、自治体によっては補助金があり、数十万円程度の補助を受けることができる場合もあります。

今のところ、蓄電池に対する補助金は国からのものはなく、地方自治体からのものしかないので、それほど大きい金額の補助は期待できません。

災害を経験した人の声

東日本大震災と、大阪北部地震を経験した人が知り合いにいますが、東日本大震災を経験した人は、地震の規模、停電の時間が長すぎて、蓄電池があるから助かったとか、そういう次元ではなかったと言っています。

その方の地域は電気が復旧するまでに3日ほどかかったので充電が切れてしまっていますし、その後の食料やガソリンの確保が大変だったことしか印象に残っていないということです。

一方、大阪北部地震を経験した知人は、蓄電池があって助かったと言っています。

その知人は停電時間は2時間程度だったので、蓄電池で照明、テレビ、冷蔵庫、スマホの充電などをすることができた。と言っていました。

また、その後の生活の混乱もそれほど大きくなかったので、蓄電池のおかげで家電製品が使えてよかった。という印象が強く残っているのでしょう。

このように、蓄電池でなんとかなるのは半日~1日程度なので、その程度で復旧する規模の災害であれば蓄電池のありがたみを感じることができるのでしょうが、それよりも大きな規模の災害だと、電池が持たないことと、電気の確保以外にも大変なことが色々と起こりうるので、蓄電池があったから良かった。ということにはあまりならないようです。

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