セレブのお宅訪問などで必ずといっていいほど紹介される、ウォークインクローゼット。
ウォークインクローゼットにあこがれている人も多いのではないでしょうか。
しかし、現実的にはテレビで紹介されているような広いウォークインクローゼットをつくることは難しいですよね。
2畳とか、3畳くらいが現実的なところかと思います。
私の周りやお客様にも、ウォークインクローゼットをつくった人はたくさんいますが、2畳以下にした人は、狭い!と後悔している人もいます。
このページでは、ウォークインクローゼットの広さの目安と、レイアウトを紹介します。
ウォークインクローゼットをつくろうか迷っている人、また、広さやレイアウトをどうしようか迷っている人に読んでもらいたい記事です。
ウォークインクローゼットとは
ウォークインクローゼットとは、その名の通り、歩いて入ることができるクローゼットのことです。
小さな部屋の隅にハンガーを掛けるポールがついているようなイメージです。
出入り口が2箇所あって通路としても使えるウォークインクローゼットのことは、ウォークスルークローゼットとも呼ばれます。
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ウォークインクローゼット、2畳は狭いのか
ウォークインクローゼットは、2畳だと手狭で、結局別の場所にも収納しないといけなくなってしまうケースが多くなってきます。
一般的に、夫婦ふたり分の衣類を収納するのにちょうどよいスペースが、2畳だといわれています。(大人一人分で1畳、子供一人で0.5畳)
夫婦ふたり暮らしなら2畳でも足りますが、この先家族が増えることを考えると、2畳では手狭になってしまう可能性が高いです。
ウォークインクローゼットに収納しきれずに、別の部屋の収納に分散してしまう状況になると、あれはアッチ、これはコッチなど、面倒で、何のためにウォークインクローゼットを作ったのか。もう少し広くしておけばよかった。と後悔している人を何人もみてきました。
また、2畳以下のウォークインクローゼットでは、引き出しを置くことは難しいです。(形にもよりますが)
基本的に、ハンガーをかけるのみのウォークインクローゼットとなります。
3畳なら、家族全員分収納できる
一方、3畳以上のウォークインクローゼットを作った人は、私が知る限りは、収納力の面で後悔している人はいません。
3畳以上のウォークインクローゼットなら、夫婦ふたり分に、子供2~3人分くらいの服もあわせて収納するだけの余裕があります。
せっかくウォークインクローゼットをつくるなら、家族全員分のふくをまとめて収納できる空間にしたいですよね。
条件が許すなら、ウォークインクローゼットはできるだけ3畳以上確保することをおすすめします。
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ウォークインクローゼットのレイアウト
ウォークインクローゼットは、間取りを考える中で優先順位が低くなりがちなので、正方形に近い形になったり、細長い形になったり、さまざまです。
ここでは、様々な形のウォークインクローゼット内の代表的なレイアウトをいくつか紹介します。
黒い線がウォークインクローゼットの壁で、赤い線が服をかけるところだと思ってください。
I型
片側だけに服を収納する形が、I型です。
おおよそ、幅が100cm程度の細長いウォークインクローゼットではI型が採用されます。
欠点としては、左右でこちらは自分の服、こちらは夫の服などと分けることができない点です。
前半分を自分用、後ろ半分を夫用にするといった分け方が一般的です。
Ⅱ型
壁の両側に服を収納する形が、Ⅱ型です。おおよそ、幅が150cm程度のウォークインクローゼットで採用されます。
ウォークインクローゼットの最も一般的な形です。
左右で自分用、夫用など、使い分けることができるので便利です。
L型
2~3畳程度で、正方形に近いウォークインクローゼットで採用されるのが、L型です。
角のあたりで服がぶつかり合い、若干スペース効率が悪いのが欠点です。
コの字型
4畳以上の結構広いウォークインクローゼットで採用されるのが、コの字型です。
奥の部分は棚になっていたり、引き出しを置くことも多いです。
これくらいの広さになると、ウォークインクローゼット内で着替えをすることもできます。
一般的な戸建、マンションでは、コの字型のウォークインクローゼットを造ることはほとんどなく、I型、Ⅱ型、で7割くらい、残り3割くらいがL型という感じです。
まとめ
ウォークインクローゼットをつくるにあたって、大人一人分で1畳、子供一人で0.5畳のスペースが目安といわれています。
もちろん、人によって持っている服の数は違うので一概にはいえませんが、ウォークインクローゼットを作りたい。と考える人は、たいてい服が好きで、たくさん持っている人が多いと思います。
2畳以下の小さなウォークインクローゼットをつくるくらいなら、むしろ間取りを考え直して普通のクローゼットにした方が、服の収容力は増えます。
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