開閉が楽だということで、新築に電動シャッターの取付けを考えている方。
また、手動シャッターから電動シャッターに変更しようと考えている方もいるかと思います。
このページでは、電動シャッターのメリット、デメリットを紹介します。
また、メンテナンス方法や、停電時の開け方も気になるかと思いますので、あわせて紹介します。
電動シャッターの設置を考えている方に読んでもらいたい記事です。
電動シャッターのメリット
まずは、電動シャッターのメリットを紹介します。
開閉が楽
電動シャッターの最大のメリットは、開閉が楽だということです。
電動シャッターは、リモコンのスイッチを押すだけで開閉することができます。
手動シャッターだと、棒を使って引っ掛けて閉めたり腰をかがめてあけたりしないといけないので、特に女性や高齢者には大変です。
開閉の時外気が入らない
ガレージのシャッターではなく、部屋の掃出し窓に電動シャッターを取り付けた場合の話ですが、開閉時に窓を開ける必要がないので、外気が入りません。
手動シャッターだと、窓を開けて手を出して開閉するか、外に出て開閉する必要があります。
どちらにしても、暑い夏、寒い冬にはつらいですよね。
掃出し窓のシャッターを毎日開閉する場合は、ここも電動にすることをおすすめします。
虫が入らない
電動シャッターは開閉時に窓を開ける必要がないので、虫が入ってくることがありません。
手動シャッターだと、窓を開けて、網戸も開けないと中からは開閉することができないので、虫が入ってきてしまう可能性があります。
手動シャッターで虫が入ってくるのが嫌なら、外に出て外から閉める必要がありますが、電動シャッターなら部屋の中からリモコンで操作することができます。
防犯性が高い
電動シャッターは、手動シャッターに比べ、こじ開けるのが難しいので、手動シャッターよりも防犯性が高くなっています。
部屋の窓すべてに電動シャッターを取り付けて、出かける時や夜間は閉めるようにしておけば、かなり防犯性は高く、一般的な空き巣に入られる心配はほぼありません。
こじ開けるのが難しいということは、停電時に開けるのが大変だということにもつながるのですが、それはデメリットの方で紹介します。
音が静か
電動シャッターはゆっくり動くので、手動シャッターよりも音が静かです。
「ウィーーン、ガタガタガタ」という感じです。
もちろん、手動シャッターもゆっくり動かせば音は抑えることはできますが、大抵「ガラガラガラ、ガシャーン!」と閉めがちです。
シャッターは、早朝と夜に動かすことが多いでしょうから、近所迷惑にならないように気をつける必要があります。
その点、電動シャッターなら近所迷惑になるほどの音が出ることはありません。
電動シャッターの動作音が分かる動画をいくつか紹介します。
最後の動画は、少しキーキー言っていますが、大型のシャッターほど音は大きく、また注油が十分でないと、こういった音が出る原因となります。
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次に、電動シャッターのデメリットを紹介します。
価格が高い
当然ですが、電動シャッターは手動シャッターよりも価格が高いです。
シャッターの大きさにもよりますが、ガレージの入口のような大きなものだと50万~100万円程度、窓用シャッターで20万円程度します。
これは、手動シャッターに比べると倍以上の価格です。
メンテナンスの手間がかかる
電動シャッターは、モーターなど駆動部分があるため、定期的にメンテナンスをする必要があります。
手動シャッターよりも清掃、注油に気を使う必要がありますし、1~2年に一度は点検をしてもらう必要があります。
実際、しっかり点検をしてもらっている人は少ないですが、最低限自分で清掃、注油はしないと、動作不良、故障の原因となり、分解修理が必要になってしまいます。
修理費用が高い
電動シャッターは、モーターが故障してしまうと10万円以上の修理費がかかります。
モーターの寿命は、おおよそ10年~15年です。
モーターの故障以外で多いトラブルだと、何かを挟み込んでしまって取れなくなった。というトラブルが多いのですが、こちらも出張費、工賃で5万円程度はかかってしまうことが多いです。
停電時に開けるのが大変
電動シャッターは、停電してしまうと開閉するためにチェーンを引っ張りださないといけないため、大変です。
手動で開けるのに手順を踏まないといけない分、防犯性が高いというところにもつながっているわけなのですが、いざ停電してしまった時はとても面倒です。
停電時の開け方はメーカーによって違いますが、ケース内に手動でシャッターを動かすことができるチェーンが収納されています。
点検口を開けてチェーンを出して、チェーン引いて手動で開閉する必要があります。
メーカーとしても、基本的には停電復帰を待ち、手動での操作はできるだけ控えるようにアナウンスをしています。
電動シャッターのメンテナンス
電動シャッターで定期的にすべきメンテナンスは、「汚れを落とす」ことと「潤滑油を吹き付ける」ことです。
汚れを落とすことに関しては、普通に水をかけて掃除をすれば良いです。
汚れを放置しすぎると、シャッターを開けた時に駆動部分に汚れが溜まっていき、故障や動作不良の原因となってしまいます。
水をかける時は、上部の駆動部分にはかからないように注意しましょう。
潤滑油は、シリコンスプレーを使います。いわゆる「クレ556」のようなものです。
シリコンスプレーは、シャッターの金属部分にのみ吹付け、樹脂部分には吹き付けないように注意しましょう。劣化を促進させてしまいます。
停電時の開け方
各メーカーの電動シャッターの、停電時の開け方を紹介します。
三和シャッター
https://www.sanwa-ss.co.jp/info/a_12.pdf
文化シヤッター
http://www.bunka-s.co.jp/manual-operation01/
東洋シャッター
http://www.toyo-shutter.co.jp/library/pdf/topics/ir/ir1/110315_tori_keiden.pdf
メーカーによって違いはありますが、停電時は、シャッター上部にあるチェーンで開閉するか、ハンドルで開閉するか。ということになります。
まず、脚立などを使ってシャッター上部を開ける必要があります。
高齢者だと危険なので、停電の復旧を待ったほうが吉です。
掃出し窓にもおすすめ
電動シャッターというと、ガレージの入口部分などを想像するかと思いますが、部屋の窓、いわゆる掃出し窓を電動シャッターにするのもおすすめです。
毎日の手動シャッターや雨戸の開け閉めがとても楽になります。
ちなみに、私の実家は両親が高齢になってきたこともあり、1回の雨戸をすべて電動シャッターに切り替えました。
全部で100万円くらいかかりましたが、毎日雨戸を閉める人だったので、かなり楽になったと喜ばれました。
逆に、台風が来た時くらいしか閉めないという方は手動でも構いません。
まとめ
電動シャッターのメリットとデメリットを紹介しました。
コストの部分だけ気にならなければ、とても便利なものであり、おすすめです。
予算に限りがある場合は、開閉頻度の高いところを優先的に電動にすることをおすすめします。
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