冬が近づいてくると、こたつが欲しいな。と思う人も増えてきます。
こたつは、暖かくて気持ち良いですし、電気代があまりかからない暖房器具として知られていますから、節電ができる家具、家電としても注目されています。
一方で、こたつを買ったけれど、後悔している、いらない、ない方がいい。という人がいるのも事実です。
このページでは、こたつの長所、欠点、後悔している人の声、こたつを出す時期などを紹介します。
こたつのメリット、長所
まずは、こたつの良いところ、メリット、長所を紹介します。
こたつのメリット1:電気代が安い
こたつは、電気代が安いことで知られている暖房器具です。
狭いスペースだけを暖めるので、当然といえば当然ですね。
エアコンやファンヒーターに比べて、暖房費を圧倒的に安くすることができます。
こたつの電気代は、強で1時間5円程度、弱で1時間2~3円程度です。
エアコンの電気代は、6帖の部屋で1時間あたり20円程度しますから、全然違います。
こたつのメリット2:空気が汚れない
こたつは、ストーブやファンヒーターと違って空気が汚れません。
空気が汚れないから、換気をする必要がありません。
寒い冬場に換気をするのは辛いですし、面倒ですよね。こたつなら、そんな手間から開放されます。
こたつのメリット3:部屋が乾燥しない
こたつは、エアコンや、ストーブ、ファンヒーターと違い、部屋が乾燥しません。
冬場の乾燥は肌や喉の大敵です。空気が乾燥していると、今流行りのウイルスも活性化してしまうといわれています。
こたつなら、部屋が乾燥しないので、肌やのど、体調を崩しにくくなります。
こたつのメリット4:臭いが出ない
こたつは、石油ストーブや石油ファンヒーターのような臭いが出ません。
石油の臭いが苦手という人にも、おすすめできます。
こたつのメリット5:コミュニケーションが取れる
こたつがあると、家族がこたつに集まってきます。自然とコミュニケーションを取ることができます。
今は、各部屋にエアコンやファンヒーターがあって当たり前の時代ですが、こたつには、こういったメリットもあります。
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こたつのデメリット、欠点
こたつのデメリット、欠点1:邪魔になる
こたつの最大のデメリットは、結構場所を取ってしまい、邪魔になる。ということです。
こたつは冬の風物詩のようなもので、冬場になると欲しくなるものですが、そういった雰囲気だけで買うと後悔しやすいアイテムです。
特に、6帖以下の部屋にこたつを置くと、部屋のほとんどがこたつに占領されているような感覚になりますから、要注意です。
こたつのデメリット、欠点2:出すのがめんどくさい
こたつは、秋口に出して、春先には片付けるのが一般的です。
ただ、一度片付けてしまうと、出すのがめんどくさい。ということで結局使わなくなってしまう。というのは、あるあるです。
せっかく買っても使わなくては意味がありませんから、本当にこたつが必要なのか、よく考えてから使うようにしましょう。
こたつのデメリット、欠点3:出たくなくなる
部屋全体を暖めるエアコンやファンヒーターとは違って、こたつは、こたつの中しか暖かくありません。
ですから、こたつから出たくなくなります。朝に布団から出たくないのと同じです。
いつまでもこたつの中でダラダラしていたら、あっという間に時間が過ぎてしまった。やることができなかった。というのも、こたつあるあるです。
こたつのデメリット、欠点4:足をぶつける
こたつは、テーブルの上に布団をかけるので、脚が布団で隠れて見えません。
そのため、足の小指をぶつける事故が多発します。
布団がショックを吸収してくれるので、直接テーブルの脚にぶつけるよりはマシですが、痛いものは痛いです。
こたつのデメリット、欠点5:おじいちゃん、おばあちゃんっぽい
こたつに対して、おじいちゃん、おばあちゃんの家みたいになる、古臭い感じになってしまう。という印象を持っている人も少なくありません。
確かに、こたつの上にみかんをおいて、焼き芋を食べる・・・、なんとなく昭和な雰囲気ですよね。
ただ、最近はおしゃれなこたつも色々と出ていますから、今風のデザインのものを選べば、古臭い感じにならないですよ。
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こたつは、何度から、何月から使う?
こたつは、何度から、何月から使うのが一番いいのかな?と悩んでいる方向けの、マメ知識です。
一般的には、11月最初の亥(い)の日が「こたつ開き」といって、こたつを出す日といわれています。2022年だと、11月6日です。
気温でいうと、最低気温が10度以下になるくらいの時期に出すのが丁度良いでしょう。
北から順に、10月上旬~11月下旬あたりが、あてはまります。
個人的には、そういうのは気にしないので、寒くなってきてこたつが欲しいな。と思ったら出せば良いと思います。(それを言ってしまえばおしまいですが。)
しまう時期は、何月の何の日のような慣習はありません。
最低気温が10度を超えるようになってきたら、しまう時期の目安といわれています。
出す時期、しまう時期の目安は、昔は最低気温が15度くらいが目安と言われていましたが、最近の家は気密性、断熱性が上がってきているので、10度くらいで良いだろう。といわれています。
こたつはいらない。ない方がいい。と後悔している人の声
こたつが邪魔で後悔している人
はじめての一人暮らしが12月だったので、こたつが欲しい!と思って買いました。
でも、思ったより大きくて、1kの部屋には邪魔になってしまっています。
広い部屋じゃないと、こたつのせいで足の踏み場がなくなってしまって困りますね。
結局使わなくて後悔している人
せっかく買ったこたつですが、ひと冬だけ使って、結局押入れの中で眠っています(笑)
こたつっていいな。と思っていたんですが、エアコンを使っていれば、別にこたつはなくても良かったですね。
ひと冬しか使わないなら、買わなくてよかったかな。と思っています。
腰が痛くなって後悔している人
こたつのある生活にあこがれていたので買ったのですが、1時間くらい入っていると、腰が痛くなってしまいます。
床に直接座る形になるので、腰に負担がかかるんだと思います。
ダイニングテーブルタイプの、椅子に座って入れるこたつにすればよかったかな。と後悔しています。
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こたつで後悔する理由
こたつで後悔する理由で一番多いのは、「邪魔」ということです。
一般的なこたつは、小さいものでも一片80cmくらいあり、そこから出る布団の幅などを考えると、100cm四方程度の場所を取ります。
部屋が狭い人や、一人暮らしの人にとっては、邪魔。いらない。と後悔している人が多いです。
こたつは、各辺に1人ずつ、4人で入るのが一番スペース効率が良くなり、人数が少なければ少ないほど、場所だけ取って邪魔になりやすいものです。
特に一人暮らしなら、こたつではなく、電気毛布を被っていたほうが場所を取りませんし、電気代も安いです。
部屋が狭い人、一人暮らしの人は、こたつではなく、電気毛布をおすすめします。
足を入れることができる電気毛布なら、こたつのように暖まることができ、コンパクトに収納でき、持ち運びもできるので、こたつよりもメリットが大きいです。
どうしてもこたつがいい。という人も、こんな感じのものにしておくことをおすすめします。
こたつの選び方
今人気の、おすすめできるこたつをいくつか紹介します。
こたつの形
こたつの形には、正方形、長方形、円形があります。
正方形のこたつは、2人で使うのにおすすめです。サイズは80cm✕80cm、90cm✕90cmが一般的です。
長方形のこたつは、3~4人で使うのにおすすめです。120cm✕80cm以上のサイズがおすすめです。
円形のこたつは、2人で使うのにおすすめです。スペース効率は正方形よりも悪くなります。
こたつの脚
こたつの脚には、固定脚タイプ、折れ脚タイプ、継脚タイプがあります。
固定脚タイプは、その名の通り脚が固定されていて、折りたたむことができないもの。
折れ脚タイプは、脚を折りたたむことができ、コンパクトに収納できるもの。
継脚タイプは、脚の長さを調節することができるものです。
冬場以外にこたつを使わない場合は、折れ脚タイプがおすすめです。
冬場以外もテーブルとして使う場合は、固定脚タイプがおすすめです。
こたつのヒーター
こたつのヒーターには、ハロゲンヒーター、石英管ヒーター、カーボンフラットヒーターなどがあります。
・ハロゲンヒーター
ハロゲンヒーターは、最もパワフルで、すぐに暖かくなるヒーターです。その反面、電気代は他のヒーターよりも若干高くなります。
・石英管ヒーター
石英管ヒーターは、遠赤外線が出て、体を芯から温めることができるヒーターです。ハロゲンヒーターに比べると、暖まるのに時間がかかります。
・フラットカーボンヒーター
フラットカーボンヒーターは、薄くて出っ張りの少ないヒーターで、足をぶつけにくい。という特徴があります。また、広い面で暖めるため、全体がムラなく暖まります。
特にこだわりがなければ、一番オーソドックスな石英管ヒーターがおすすめ。早く暖まりたいならハロゲンヒーターがおすすめです。
こたつ布団
こたつ布団は、こたつの辺、直径+100cm程度のものを選ぶようにしましょう。
こたつ布団の厚さには、厚掛け、薄掛けがあります。厚掛けが一般的ですが、軽い方が良い。という人は、薄掛けを選びましょう。
一般的に、こたつはテーブルの部分と布団が別売りになっています。
こたつを買ったら、テーブルだけ届いて、布団がないから使えない。というのは良く聞く話ですから、こたつテーブルとこたつ布団を合わせて買うようにしましょう。
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