中庭は、作ったことを後悔する方が多い空間です。
中庭を造ると生活がどう変わるのか?後悔しないためにはどうすれば良いのか?
このページでは、中庭のある家で後悔しないために注意すべき点、中庭のある家を建てて後悔している人、満足している人の声や、ブログを紹介します。
中庭のある家を建てようかと考えている方の参考になればと思います。
中庭のある家で後悔しないために
これから中庭のある家を建てようと考えている人が少しでも後悔をしないように、中庭を造る時の注意点を紹介します。
十分な土地が確保できるか
中庭を造るということは、中庭の分×階数分だけ居住スペースが減ってしまいます。
それでも十分なな居住スペースを確保することができるだけの広い土地が確保できるなら良いのですが、そうでない場合、小さな中庭しかできず、居住スペースも狭くなってしまう。という後悔する結果になりやすいです。
十分な土地が確保できない時は、やはり、中庭よりは居住スペースを優先すべきだと思います。
将来の家族計画(子供の人数、将来の親との同居)なども考える必要があります。
動線が悪くなっても受け入れられるか
中庭のある家は、そうでない家に比べて、どうしても部屋間での移動距離が長くなってしまいます。
中央に中庭があるので、その周囲をぐるっと回らないといけないからですね。
自分の毎日の家事をシミュレーションして、どういった部屋の配置にすれば移動距離が短くなるのかを考え、家事の負担が少なくなるような間取りにしましょう。
しっかりと手入れをできるか
中庭は、外にある一般的な庭よりも手入れに手間がかかります。
湿気、水分が残りやすくて雑草が生えやすいということと、家の中から目につくので、手入れをせざるを得ないという特徴があるからですね。
ガーデニングをしたいとしても、地面は土にする必要はなく、ウッドデッキにしてプランターで楽しむという方法もあります。
明るさを確保したい。とか、コーヒーでもしながら読書をしたい。という使い方なら、コンクリート敷きにすると、手入れの手間はかなり削減できます。
光熱費が高くなっても大丈夫か
中庭のある家は、ない家に比べると外気に触れる面積が広いので、光熱費が高くなりがちです。
光熱費の節約はしづらい造りの家となるので、光熱費が平均的な家庭よりも高くなっても大丈夫だという、家計の余裕も必要です。
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中庭のある家を建てて後悔している人の声
中庭を作ろうと考えている時は、家庭菜園を楽しんだり、ゆっくりくつろいだりと、楽しいことばかり想像しがちです。
もちろん良いことなのですが、楽しいことばかり想像していると、想像不足で後悔する。ということにつながりかねません。
一度、マイナス面にも目を向けてみましょう。
まずは、中庭を造って後悔している人の声を紹介します。
動線が長くなって後悔している人
30代 女性 Yさん
中庭のある家にあこがれていて、6年前に念願の中庭のあるマイホームを手に入れました。
中庭があることによって部屋は明るいですし、花を育てたりして楽しい面も色々とあります。
ただ、各部屋から台所、風呂場への動線が、中庭の周囲をぐるりと回って移動しなければいけないので、家事の移動がいちいち長くて大変です。
普通の家だったら、そんな遠回りをすることもないですよね。家事は毎日のことなので、結構疲れます。
それから、玄関から脱衣所までが遠いので、子供が汚れた足のまま帰ってくると、脱衣所まで泥や砂で床が汚れてしまい、結構掃除が大変です。
私にとっては、マイナス面の方が多かったかな。と少し後悔しています。
【管理人追記】
中庭を作ると、部屋が中庭を囲むように配置されることになるため、部屋ごとの移動距離が長くなります。
移動距離を少しでも短くするには、中庭に部屋と同じ高さの通路を設ける。といった方法があります。
手入れが面倒で後悔している人
30代 女性 Aさん
中庭でガーデニングをすることを楽しみに、中庭のある家を建てました。
建ててから2年くらいはこまめに手入れをして楽しんでいたのですが、子供ができてから、子供が忙しく、なかなかきちんと手入れができません。
中庭って、こんなに雑草が多く生えるとは思っていませんでした。少し手入れをサボるとすぐにボーボーになってしまうし、各部屋から見えるのでとても気になります。
普通の外にある庭よりも多い印象です。湿気が溜まりやすいからでしょうか?
子供は楽しそうで中庭で遊んでいるのがせめてもの救いです。
【管理人追記】
板を敷く、砂利を敷くなど、地面が露出しないようにすると、雑草を減らすことができます。
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虫や湿気で後悔している人
30代 女性 Mさん
私は虫が嫌いなので、中庭を造ることには反対したのですが、夫がどうしても欲しいと言うので、夫が手入れなどすべてすることを約束に、渋々造ることにしました。
手入れ自体はこまめにしてくれるのですが、雨の日の後のジメッとした感じが結構続く(多分、外にある庭よりも空気の入れ替わりが遅いのでしょうね。)ことと、虫が多いのがやっぱり嫌です。
窓に虫が張り付いていたりするだけで、見たくもありません。
やっぱり、もう少し強く反対しておけばよかったかな。と思っています。
部屋が狭くなって後悔している人
30代 男性 Iさん
我が家は中庭を作った分部屋数が少なくなってしまい、部屋数が足りなくて後悔しています。
元々土地が狭めだったところに、小さな中庭を無理やり造ったので、間取りは3LDKしかありません。
昨年3人目の子供が生まれて、少し手狭な感じが出てきてしまいました。
今はまだ子供が小さいから良いのですが、子供が大きくなって自分の部屋が欲しい。と言われたら、部屋の数が足りないです。
結局使わなくて後悔している人
40代 男性 Mさん
中庭でコーヒーでも飲みながら読書なんてしていたのは最初の数年だけで、すぐに使わなくなってしまいました。
使わなくても定期的に手入れをしないといけないし、中庭の手入れは部屋の掃除よりもずっと大変です。
いっそのこと、コンクリート敷にでもしてしようかと考えています。
ローンの負担が重くて後悔している人
30代 男性 Oさん
中庭のある家がどうしても欲しくて、少し無理なローンを組んでしまいました。
世帯年収は700万円くらいなのですが、共働きなので、妻が仕事を辞めると支払いがかなり厳しく、子供をどうしようか、家族計画に影響が出てきています。
中庭自体はとても良いものなのですが、ローンの負担が重いと、どうしてもそっちに気がいってしまい、やっぱり作らないほうが良かったかなあ。なんて思ってしまいます。
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中庭を造って満足している人の声
さて、中庭を造って後悔している人の声を紹介しました。少し気持ちがしぼんでしまいましたか?
もちろん、中庭を造ってよかった。と満足している人もいます。
次は、中庭を造って満足している人の声を紹介します。
子供を遊ばせることができて満足している人
20代 男性 Kさん
3歳の子供がいるのですが、中庭で子供を遊ばせることができて、とても満足しています。
田舎なので土地代が安く、10坪ほどの中庭を造ることができたから。ということもあると思います。
まあ、子供が小さいうちだけでしょうが、中庭で楽しそうに遊んでいる姿を見るだけでも癒やされますね。
家庭菜園を楽しんでいる人
20代 女性 Yさん
あこがれの中庭で家庭菜園をすることができて、とってもハッピーです。
夫は、中庭を造るだけでこんなに高くなるなら、やめたら・・・。なんてあまり乗り気ではありませんでしたが、私はとても満足しています。
中庭を造ることで500万円くらい高くなってしまっているので、頑張って働いてくれている夫に感謝です!
部屋の明るさに満足している人
20代 女性 Iさん
最初は中庭のある家って素敵だな♪という単純な気持ちで中庭のある家を建てたんですが、どこでも明るい家の中になって、とても満足しています。
昼間でも光が入りにくい北側も、中庭から結構光が入って、昼間なら電気がいらないくらいです。(さすがに南側の部屋よりは暗いですけどね。)
プライベート感に満足している人
40代男性 Kさん
四方を壁に囲まれた中庭は、周りの目を気にせずに庭いじりや読書を楽しむことができます。
近所の人や道を通る人など、周りの人に見られると落ち着かない性格なので、プライベートが確保された庭にとても満足しています。
ただ、最初は中庭に洗濯物を干そうかと思っていたんですが、やっぱり外に干すよりも乾きが悪いので、特に厚手のものを干す時は中庭はあまり使えません。
まとめ
中庭のある家には、さまざまなメリットがある反面、デメリットもあります。
今から中庭のある家を建てようと考えている人には、特に後悔している人の声を参考にして、後悔のないようにしてもらいたいですね。
こちらのページでは、中庭のある家のメリット、デメリットを紹介しています。
こちらも参考になるかと思うので、一度読んでみてください。
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中庭のある家を建てた方のブログ
中庭のある家を建てた方のブログをいくつか紹介します。
2017年に住友不動産で中庭のある家を建てたYUYUさんのブログです。
2014年に中庭のある家を建てたmarengoさんのブログです。
2014年に中庭のある家を建てたゆうさんのブログです。
間取りの設計から契約、住んだ後の感想などなど、実際に建てた人のブログを色々と見てみるのも楽しいですよ。
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