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マンションの機械式駐車場 メリット、デメリット11選。不便?サイズオーバー、高さ制限、3段は時間がかかる、修繕費、トラブルなど

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多くのマンションに採用されている、機械式駐車場。

普通の駐車場とは違い、機械的な構造になっているからこそのメリット、デメリットがあります。

機械式駐車場は修繕費が高いという話も聞きますよね。

このページでは、マンションの機械式駐車場のメリット、デメリット、修繕費、トラブルなど、機械式駐車場に関する気になる情報を紹介します。

マンションを検討する前に読んでみてくださいね。

機械式駐車場とは

まず、機械式駐車場ってどんなもの?という方のために、機械式駐車場について説明します。

知っている方は読み飛ばしてください。

機械式駐車場とは、この画像のように、車を縦に2台、3台と重ねて駐車することができる駐車場のことです。

地下に穴が掘ってあり、上の段に止まっている車を出し入れする時は、パレット(車を乗せる台)が下がって下の段の車は地下にもぐります。

機械式駐車場にも色々な仕組みがあり、デパートやホテルなどにあるようなタワー型のものも機械式駐車場と呼びますが、ここでは、多くのマンションで採用されている、写真のような「ピット式」の機械式駐車場について紹介します。

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機械式駐車場のメリット

それでは早速、機械式駐車場のメリット、デメリットを紹介しましょう。

メリット1:狭い敷地に多くの台数が駐車できる

機械式駐車場が選択される最大の理由は、狭い敷地に多くの台数を駐車することができるからです。

マンションは駅チカなど利便性の高い場所に立地している事が多く、そういった場所では地価が高く、また広い土地を確保できないので平面駐車場では十分な台数をまかなえません。

縦に車を並べることができる機械式駐車場なら、限られた敷地で多くの台数を駐車することができます。

メリット2:駐車料金が安い

機械式駐車場では、狭い敷地に多くの台数を駐車することができるので、用地を確保する費用が安くすみ、結果として平面駐車場よりも駐車料金を安く抑えることができます。

ただ、あとから説明しますが、あまりに安すぎると将来の修繕費が不足する可能性があるので、安ければ安いほど良いというものでもありません。

メリット3:車上荒らしのリスクが低い

機械式駐車場の上段の車は、常に高いところに駐車されてることになるので、車上荒らしの被害にあうことはまずありません。

また、地上と同じ高さに駐車されている下段の車でも、機械式駐車場というのは心理的なハードルがあるのか、車上荒らしなどの被害は平面駐車場よりも少なくなっています。

メリット4:下段は屋根がある

機械式駐車場の最上段以外は、上の車を停めるためのパレットが屋根の代わりになるので、車の汚れが抑えられます。

夏場は日差しを遮ってくれるので、車内の温度が比較的上がりにくいのもメリットです。

メリット5:周りの車にぶつけられにくい

駐車場内で多い事故として、ドアパンチや出庫時にこすってしまったということがあるのですが、機械式駐車場では、構造上左右の車の間隔が平面駐車場よりも広くなっています。そのため、ドアパンチを受けるリスクはかなり低いです。

また、出庫時にも、機械式駐車場は四隅に柱があるため、こすってしまうならまず柱にこすることになります。

周りの車にぶつけられにくいというのは、機械式駐車場の大きなメリットです。

メリット6:無断駐車されづらい

来客用の駐車場が十分に確保されていないマンションでは、無断駐車がよく発生してしまうのですが、機械式駐車場には無断駐車されづらいです。

無断駐車のトラブルは、ほとんどの場合で、平面駐車場、立体駐車場で置きます。

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機械式駐車場のデメリット

デメリット1:入出庫に時間がかかる

機械式駐車場は、上段の車を出すためには、スイッチを操作して自分の車を下げなければなりません。大体1分くらいかかります。

下段の人も、上段の人と出かけるタイミングが重なった場合は順番待ちなどで、車を出すのに数分待たなければいけない。といったことがあります。

特に、出勤の時間が重なっている場合などは、毎日待ち時間が発生して面倒だということも結構あります。

デメリット2:サイズ制限が厳しい

機械式駐車場は、安全に車を収納するためのサイズ制限が決まっています。

例えば2段式の機械式駐車場なら、下段には背の高い軽自動車やミニバンは止められないことが多いです。

また、横幅も1,850mm程度が限界で、幅の広い輸入車などは止められないことが多いです。

機械式駐車場に車を止める事を考えている方は、規定サイズと自分の車のサイズを確認しておきましょう。自分の車のサイズは、車検証に書いてあります。

少しくらいはオーバーしていても止められないことはないのですが、それを認めるかどうかは管理組合次第です。

デメリット3:駐車が難しい

機械式駐車場は、決められたところにしっかりと車を入れないと駐車することができません。柱にぶつかったりしてしまいます。しかも、その柱の間隔が結構狭いです。

平面駐車場のように、とりあえず斜めにでもいいから枠内に入れて、修正する。ということもできません。

運転に自信がない人にとっては結構難しく感じるようで、出かける事自体が億劫になってしまう。という声も聞きます。

デメリット4:大雨で水没する

下段が常に地下に潜るタイプの機械式駐車場では、大雨の時に下段に止めてある車が水没してしまう可能性があります。

もちろん、一定の大雨は想定して排水設備が備えられていますが、最近は想定を超えるようなゲリラ豪雨も多く、水没のリスクは結構怖いです。

デメリット5:修繕費、メンテナンスコストが高い

機械式駐車場は、普通の平面駐車場とは違い、機械によって車を上下に動かす機構がついているので、定期的なメンテナンスが必要です。

そのメンテナンスコストは結構高く、車一台あたり、年間5,000円~8,000円くらい積み立てていかないとまかなえないといわれています。

この機械式駐車場の修繕費でトラブルになるマンションも多いので、機械式駐車場を使うつもりがない人でも、機械式駐車場のあるマンションを検討している人なら、チェックしないといけない部分です。

機械式駐車場の修繕費に関しては、次の項目でより詳しく紹介します。

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機械式駐車場の修繕費

マンションの機械式駐車場に関して、最も気になるポイントとして語られるのが、修繕費が高い!ということではないでしょうか。

修繕費というものはマンション全体で積み立てていくものなので、機械式駐車場を利用しない人にも関係してくるので、興味のある方が多いんですね。

例えば、2段式の機械式駐車場の修繕費を紹介します。

電装品・・・約5年ごとに交換。1基あたり約20万円~30万円

チェーン・・・約8年ごとに交換。1基あたり約10万円~15万円

モーター・・・約10年ごとに交換。1基あたり約30万円~40万円

本体交換・・・約30年ごとに交換。1基あたり約150万円

こういったスパンでの交換が推奨されています。実際はもう少し使っているところも多いです。

結構な金額ですよね?これを、マンションの駐車場の利用料金から積み立てておかなければならないのですが、いざ修繕をする時(特に30年に1度の本体全交換の時)に、お金が足りない!というマンションが続出しています。

そうなると、その他の修繕積立金から捻出するのか、駐車場利用者のみで追加でお金を出し合うのかなど、揉める原因となってしまいます。

機械式駐車場に対する十分な修繕費を確保するためには、機械式駐車場にとめる車一台あたり最低でも毎月5,000円は積立がされていないと、将来不足する恐れがあります。(本当は8,000円くらいあったほうが理想)

機械式駐車場のあるマンションを検討している場合は、修繕費がいくら積み立てられているのか、要チェックです。

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