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引越しのチップ、心付けは、渡さないでも大丈夫か。いくら、いつ渡すのが良いのか。相場、渡すタイミングを紹介。500円、1,000円でも良いのか。

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日本には、飲食店などではチップの文化はありませんが、引越しの時、大きな家具や家電を運んでもらうので、大変。と作業員の方を思いやる気持ちから、チップ、心付けを渡す文化があります。

引越しの時に、チップを渡さないと対応が悪くなる?と不安だったり、いくらくらい渡すのが相場なの?と気になっている方も多いかと思います。

このページでは、引越しのチップは必要なのか。渡すなら、いくらが相場なのかについて、解説します。

結論:引越しのチップ、差し入れは渡さないでも大丈夫

結論から言うと、引越しのチップ、心付けや、差し入れは、渡さなくても大丈夫です。

当然のことですが、引っ越しの作業代金は支払っており、チップや差し入れがないからと言って、作業が適当になる。乱暴になる。ということはありません。

各引越し業者のQ&Aページにも、以下のような記載があります。

■サカイ引越センター
Q:引越しスタッフの方に、心付けや食事を用意した方がいいのですか?

A:当社のスタッフにはそのような心遣いはご不要です。

■アート引越センター
Q:引越スタッフの方に、謝礼や食事の用意をした方がよいのでしょうか?

A:当社引越作業スタッフへの心遣いは必要ございません。

■アーク引越センター
Q:作業スタッフに心づけ(チップ)は必要ですか?

A:アーク引越しセンターでは心づけ拝辞をしております。つねによいサービスをご提供いたしますのでご安心ください。

ただ、チップや差し入れを受け取ることを厳しく禁じている会社は少なく、渡せば受け取ってくれる方が大半です。

引越し作業員の方も、人間です。作業員の本音や、渡すならいくらが相場なのか、差し入れを渡すなら、どういったものが喜ばれるのか、渡すタイミングなど、気になる情報を紹介していきます。

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作業員の本音

実際に引越し会社で働いている作業員の本音はどうなのか。会社名を出さないという条件で、本音を聞かせてもらいました。

私の働いている会社と提携している引越し会社で働いている方に協力してもらった生の声です。参考にしてもらえればと思います。

引越し時にチップ、心付け、差し入れをもらって嬉しいか

・チップをもらっても、もらわなくても、同じように作業をしないといけないのは分かっているが、やっぱりもらったら嬉しいし、清掃や家具の配置など、細かいところまで気を抜かずに頑張ろう。という気持ちになれる。

・心付けをいただけると、頑張らないとな。という気持ちになります。もちろん、チップがなかったからと言って仕事を雑にする。というわけではありませんが、やっぱり自分も人間なので・・・。

・暑い夏に、冷たいお茶なんかをもらうと、めちゃ嬉しいです。作業の合間に冷たい飲み物を用意してもらえると、よし、残り頑張るぞ。という気持ちになれます。

心付けやチップ、差し入れをもらったら、全員が嬉しい。との答えでした。

形式上必要ないとなっていても、やっぱり作業員も人の子ですから、嬉しい気持ちにはなりますよね。

差し入れは、何をもらったら嬉しいか

次に、現金でのチップではなく、差し入れはどういったものがもらえたら嬉しいか、聞いてみました。

正直、お弁当やおにぎりなど、食べ物は食べずに捨ててしまうことが多いので、飲み物が嬉しいです。

ジュースやコーヒーは好みがあるので、水やお茶、スポーツドリンクなら、全員がもらって嬉しい。とのことでした。

また、引っ越し作業は重労働で冬でも汗をかくので、冬場でも冷たい飲み物が喜ばれます。

チップよりも、荷物の整理の方が嬉しい

意外と多かったのは、チップよりも、荷物を綺麗に整理して搬出しやすい状態になっていることの方が嬉しい。という意見です。

たとえば、いくらチップをもらったとしても、荷物の梱包が終わっていない。というのは最悪で、そんなことなら、チップはいらないからしっかり事前の梱包を済ませておいて欲しい。とのことでした。(梱包があまりにも終わっていない場合は、追加料金を取られてしまうこともあります。)

また、引越しの時点でエアコンがついているのであれば、真夏の引越しなら、部屋を冷やしておく。といった心づかいも嬉しい。とのことでした。

ネット上の意見

私が直接聞いた意見だけだと数が少ないので、ネット上の声も集めてみました。

・引っ越しのバイトでチップ5,000円もらた!めっちゃ嬉しい!

・今日は一日忙しくて3件周ったんですが、3件ともチップを頂いて、元気を頂きました。金額よりも気持ちが嬉しい~

・今日のお客さんは、チップを2,000円くれました。ご飯でもどうぞって。午後も頑張るぞ!っていう気になりました!

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何割の人が、チップ、心付け、差し入れを渡しているか

何割の人がチップ、心付け、差し入れを渡しているのか、実際に引っ越し作業に当たっている方にカウントしてもらいました。

全225件中、現金でチップ、心付けをもらったのが45件。

飲み物や食べ物の差し入れをもらったのが76件。

両方もらっていることもあるので、いずれかをもらった件数は96件という結果になりました。

割合でいうと、現金でのチップ、心付けを渡している人は20%。

飲み物や食べ物の差し入れを渡している人は34%。

いずれかをしている人は43%ということになります。

チップの文化がない日本でも、引越しの時は結構な割合の人が何かしらのチップや差し入れをしているということですね。

補足すると、単身引越しで現金でチップを渡す方はほとんどいない。(10%未満)

依頼主の年齢が高いほどチップや差し入れを渡す方が多くなる。(30代以下は15%程度、40代以上は60%程度)

という傾向があります。

チップ、心付けは、いくら払っているか

現金のチップ、心付けはいくら払っているのか、さきほどの45件の中から集計してみました。

(金額は一人あたり)

500円以下・・・4件

501円~1,000円・・・25件

1,001円~2,000円・・・8件

2,001円~3,000円・・・2件

3,001円~4,000円・・・4件

4,001円~5,000円・・・0件

5,001円以上・・・2件

圧倒的に501円~1,000円が多いという結果になりました。

501円~1,000円という範囲になっていますが、全て1,000円です。

チップや心付けの相場は1,000円といわれていることもあり、1,000円を渡している方が半分以上です。

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引越しのチップ、差し入れを渡すタイミング

チップや差し入れは、いつ渡せば喜んでもらえるのだろうか。ということも、気になりますよね。

現金のチップと、飲み物の差し入れでは、嬉しいタイミングが違うということが見えてきました。

チップを渡すタイミング

引越しのチップ(現金)を渡すタイミングは、作業開始前がおすすめです。

作業が終わってから渡されるよりも、最初にもらった方が、嬉しい。頑張ろう。という気持ちで作業にとりかかることができるとのことです。

また、複数の作業員の方が来る場合、リーダーにまとめて渡すのではなく、小分けにして一人ひとりに渡すようにしましょう。

中には、リーダーが全部もらってしまったという経験をしている作業員もいました。

差し入れを渡すタイミング

差し入れの飲み物を渡すタイミングは、小物のダンボールを運び終わったタイミングか、作業が終わったタイミングが嬉しい。という意見が多かったです。

作業開始時は自分で飲み物を飲んで来ていることが多いので、作業途中や、作業終了後に冷たい飲み物をもらえると、リフレッシュになるとのことです。

引越しの距離によっては、搬出と搬入が別の日になることもあります。

そんな時は、チップは最初の1日だけで大丈夫です。

差し入れの飲み物は、それぞれの日にもらえると嬉しい。という意見が多数です。

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チップ、差し入れを渡さなくても喜んでもらうコツ

小物は全て梱包し、廊下にダンボールを並べておく

小物を自分で梱包するプランの場合、引越し当日までに全て梱包し、できれば廊下にダンボールを並べておきましょう。

部屋の各所にダンボールが散らばっているよりも、効率的に作業を進めることができます。

忘れやすいのが、ベッド下の収納です。

ベッドは、基本的に分解して運ぶので、ベッド下の引き出しの中に入っているものも、ダンボールに入れるようにしましょう。

どこの部屋に置くか、ダンボールに書いておく

ほとんどの引越し業者のダンボールには、どこの部屋の荷物が入っているのか、書くスペースがあります。

すべての箱に書くのは面倒ですが、書いておいたほうが作業がスムーズに進みますし、開梱が楽です。

重いものは、ガムテープで補強する

本やダンベルなど、重いものは、底の部分をガムテープで十字に補強するようにしましょう。

重さに耐えきれずに底が抜けてしまうと、入れていたものが傷ついたり、床が傷ついたりする原因となります。

また、本がぎっしりつまっていたり、ダンベルなど重い物が入っている箱には、「本」とか「ダンベル」と書いてあると、重いという心づもりができるので、ありがたい。とのことでした。

家電のコンセント、配線は抜いておく

大型家電や家具の梱包、保護は業者がしてくれますが、コンセントやケーブル類を抜いてまとめておいてもらえると、作業をスムーズに進めることができて、嬉しい。とのことでした。

ケーブル類は、何のケーブルだったか分からなくならないように、紐で縛って、テープなどにメモしておくと良いでしょう。

冷蔵庫の霜取り、水抜きをする

冷蔵庫の電源は前日までに抜いておいて、氷を捨てておきます。

冷凍庫に霜がついている場合は、溶かして、拭いておきます。

冷蔵庫の裏面下部には、蒸発皿という、水が貯まるトレイがついています。蒸発皿を外すことができる場合は、水を捨てておきましょう。

蒸発皿に関しては、冷蔵庫を少し移動させないと取れないことも多いので、移動が難しいのなら、そのままでも構いません。

石油ファンヒーター、ストーブの空焚きをする

石油ファンヒーターやストーブは、作業開始時までに空焚きをして、灯油をすべて使い切っておきましょう。

タンクに灯油が入ったままの状態だと、運搬を断られてしまうことが多いです。

使い切るのが間に合わない場合は、ポンプでポリタンクに移しましょう。

ただし、灯油が入ったポリタンクも運搬してもらえないことがほとんどです。

どうしても余ってしまった場合は、販売店やガソリンスタンドで引き取ってもらうことができます。

処分に困ったからといって、トイレや流しに捨ててしまうのはやめましょう。

当日に灯油が残っているととても厄介なので、注意しましょう。

新居の家具、家電の配置を考えておく

新居での家具、家電の配置は事前に考えておいて、搬入時に、ここに置いて欲しい。とはっきりと伝えることができるようにしておきましょう。

一度置いてもらってから、やっぱりあっちの方が良いかな・・・。と気が変わって移動させることになると、正直、辛いとのことです。

こういったことが済ませてあると、作業をスムーズに進めることができ、チップをもらうよりも正直こっちの方が嬉しい。という作業員は珍しくありません。

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引越しのチップ、心づけで悩む人は多い

引越し業者にチップや心付け、差し入れを渡すべきか、いらないか。渡すならいくら渡すか、何を渡すか、悩んでいる方は、結構多いです。

悩んでいるのは、あなただけではありません。

・引っ越す時、業者にチップ渡さないといけないのか悩むなあー

・みんな、引っ越しの人にはいくらチップ渡してるんだろう?

・引越し業者の人に渡すチップって、いくらくらいが相場なの?

・引越し業者が来るんだけど、差し入れとチップってみんな渡してるのかな。はじめてだから分からないや。

まとめ

ここまで紹介してきた内容をまとめます。

引越し作業時のチップ、心付け、差し入れは、渡さなくても、大丈夫です。

ただ、約半数の方は何かしら渡しているのも事実です。

現金でチップ、心付けを渡す時は、一人分ずつポチ袋に分けて、一人1,000円を目安に、作業開始時に渡すようにしましょう。

差し入れを渡すときは、冷たい水やお茶を、小物のダンボールの搬出が終わった後か、作業終了時に渡すようにしましょう。

心付けを渡すと喜ばれますが、それよりも、「事前の梱包を全て済ませて廊下に並べる」「どの部屋の物か書いておく」「重いものは補強して書いておく」「家具家電のコンセントやケーブルを抜いておく」「冷蔵庫の霜取り、水抜きをする」「ストーブの灯油を使い切る」「新居の家具家電の配置を考える」ことを忘れないようにしましょう。

いくら心づけがあっても、梱包が間に合わない!とか、ストーブに灯油が残っている。といった不手際があったら、台無しです。

この記事で、悩みを解決することができれば、幸いです。

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