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屋上のある家で、後悔しないために。木造でもできる?雪国でも大丈夫?雨漏りのリスク、メンテナンスの手間や、メリット、デメリットを紹介!

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屋上のある家にあこがれている人、結構いるのではないでしょうか。

私もそのうちの一人でした。

私は、訳あって屋上のある家を造ることは断念することになりましたが。

屋上のある家を造るメリットやデメリット、注意点、そして、私がどうして断念したのか。実例を交えて紹介します。

木造でも、屋上のある家は造れるの?

まず、木造住宅でも屋上を造ることは技術的には可能です。

ただし、木造住宅は鉄筋コンクリートの住宅にくらべ、ゆがみが出やすい(特に地震の時など)ので、頻繁にメンテナンスをする必要があります。

それでも、鉄筋コンクリートの住宅はもともと建築コストが高いので、建築費用+メンテナンス費用のトータルは、木造の方が安く抑えることができます。

メンテナンスをおこたってしまうと、雨漏りや腐食の原因になるので、メンテナンスの手間だけは惜しんではいけません。

基本的には木造で屋上はおすすめできない

木造でも屋上のある家を造ることは可能だと紹介しましたが、基本的には、鉄骨造か、鉄筋コンクリート造にすることをおすすめします。

木造住宅の最大の敵は「雨」です。木造住宅で屋上を造ると、雨漏りのリスクが高くなり、最大の敵である雨にさらしてしまうリスクがとても高くなります。

20~30年くらい住めれば良いや。ということなら良いかもしれませんが、50年以上済むことを考えるのであれば、木造住宅に屋上を造ることは避けるべきです。

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屋上のある家は、雨漏りのリスクが高い

屋上のある家を建てるにあたって、一番心配なのが、雨漏りのリスクではないでしょうか。

普通の家の屋根は水が流れるように角度がついているのですが、屋上を作る場合は、あまり急な角度をつけることはできません。

その変わりに防水処理をするのですが、やはり屋上のない家に比べると雨漏りのリスクは高くなってしまいます。

屋上のない家に比べて、雨漏りのリスクは倍くらいになるといわれているので、こまめに確認をして、雨漏りをしていたら即座に対処する必要があります。

雪国でも屋上のある家は造れるのか

雪国でも屋上のある家を建てることはできますが、冬場に大量の雪が積もることになるので、雪の重みに耐えることができる強度が必要です。

また、雪によって排水口が詰まることなくスムーズに排水することも必要なので、雪国ではないところに比べるとコストが高くなりがちです。

雪国では、木造の住宅では雪の重さに耐えられないので、屋上を造ろうと思ったら基本的に鉄骨造か、鉄筋コンクリート造になります。

中古住宅はおすすめできない

屋上のある中古住宅を考えている方もいるかもしれませんが、中古で屋上のある家を購入するのはリスクが高く、おすすめできません。

基本的に、屋上のある家はそうでない家に比べて傷むのが早いです。

目に見えるところは綺麗に見えても、雨漏りによって内部が腐食している可能性が高く、修繕費がかかってしまう可能性が高いです。

中古住宅として売りに出す時、目に見えるところは当然綺麗にしてから売りに出されるので、見た目にだまされないよう、注意しましょう。

注意しましょうといっても、屋上に穴を開けて中を確認するわけにもいけないので、屋上のある家の中古住宅には手を出さないのが吉です。

特に木造住宅で築20年以上といった条件の場合、屋上のない家に比べて半額くらいで購入できるのであれば、考えても良いかな。というレベルです。

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屋上のある家のメリット

まずは、屋上のある家のメリットを紹介します。

バーベキュー、パーティーができる

屋上のある家の最大のメリットは、屋上で家族や友人とバーベキュー、パーティーなどができるということでしょう。

周りに高い建物がない地域であれば、周囲の視線も気にせず楽しむことができます。

家庭菜園ができる

バーベキューを楽しみたい!という希望に並んで多いのが、屋上で家庭菜園やガーデニングを楽しみたい。という夢です。

屋上は太陽光がよく入るので、野菜や植物もすくすく育ちます。

また、地上と違って猫に荒らされてしまう。といったこともありません。

ただし、鳥は屋上でも関係なく入ってきてしまいます。

子供の遊び場になる

敷地が狭く、庭を十分に確保できない場合は、屋上を作れば子供の遊び場にすることができます。

子供が小さいうちは、屋上のスペースでも十分です。ちょっとした遊具を置いたり、夏はプールを作ったりすることもできますよ。

天体観測ができる

天体観測が趣味な方は、屋上に天体望遠鏡を置いて天体観測を楽しむこともできます。

周囲に高い建物がない住宅地であれば、周りの建物に邪魔されることなく天体観測を楽しむことができます。

天体望遠鏡を使わなくても、屋上に寝転がって星空を眺めながら酒を飲む・・・なんていうのも良いですよね。

洗濯物を干せる

下着などの洗濯物を干すには、近所の目がきになる・・・。という方も、屋上であれば周囲の目を気にせず洗濯物を干すことができます。

また、屋上のスペースであれば、毛布や布団などの大きなものもまとめて干すことができます。

などなど、屋上のある家には様々なメリットがあります。夢が膨らみますね。

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屋上のある家のデメリット

さて、屋上のある家のメリットで夢が膨らんだところですが、デメリットも紹介しておきましょう。

建築コストが高くなる

当然のことですが、屋上のある家は屋上のない家よりも建築コストが高くなります。

どんな屋上にするかによっても変わってきますが、屋上のない家に比べて2割程度高くなると思っておいたほうが良いでしょう。

メンテナンスが面倒

屋上のある家は、屋上の防水性能を維持するために、10年に一度くらいは防水関係のメンテナンスをする必要があります。

メンテナンス費用は、面積にもよりますが、数十万円程度はみておかなければいけません。

アスファルト防水の場合は30年くらい持ちますが、高いです。(+他の防水方法に比べて100万円以上高くなります)

雨漏りの可能性がある

屋上のある家は、防水のメンテナンスをしていたとしても、雨漏りの可能性は屋上のない家に比べるとどうしても高くなってしまいます。

屋根の形状を考えれば当然雨漏りをしやすいだろうということは想像がつくと思うのですが、しっかりメンテナンスをしている屋上のある家と、普通の屋上のない家の比較でも、屋上のある家の方が2倍程度雨漏りのリスクが高いというデータもあります。

ただ、2倍雨漏りをしやすいからといって過剰に心配になることはなく、普通の家でも自然災害など以外で雨漏りをする確率というのはとても低いものなので、2倍といってもそれほど高い確率ではありません。(数%程度です)

メンテナンスを怠ってしまうと雨漏りの可能性は跳ね上がり、家の寿命を大きく縮めることになるので、メンテナンスは必須です。

雨漏りを放置すると、一般的に家の寿命は半分になってしまうと言われています。

断熱性能が劣る

屋根の大きな役割として、雨風を凌ぐことだけでなく、断熱効果があります。

一般的な形をした屋根の場合、2階の部屋と屋根の間には、空間(いわゆる屋根裏)がありますよね。

この空間があることによって、夏は暑さを和らげ、冬は寒さを和らげてくれる効果があります。

しかし、屋上のある家では、2階の天井の上はすぐに屋上の床ということになるので、屋上のない家に比べれば断熱性能は劣ってしまいます。

その分、冷暖房費がかかってしまう心づもりは必要ですね。

子供の転落に注意が必要

広い屋上があれば、子供の遊び場になることでしょう。

1.1m以上の手すりを設置することが義務付けられていますが、手すりの周りには踏み台になるようなものを置かないなど、転落に注意する必要があります。

近所迷惑で楽しめない可能性がある

せっかく屋上のある家を作っても、近所迷惑になってしまうため、最初に想像していたように楽しめない。ということもあります。

洗濯物を干したり、天体観測をしたり、家庭菜園を楽しむ分には近所迷惑にはならないので良いですが、バーベキューをしたり、子供を遊ばせるとなると、どうしても声が響いてしまうものです。

周囲が住宅密集地の場合は、あまり大きな音や声を出す使い方はできないと思っておいたほうが良いでしょう。

私は、「建築コストが高くなる」点と、「近所迷惑になる可能性」。この2点がネックとなり、結局屋上のある家を建てることは諦めてしまいました。

人それぞれ、家を建てる場所も予算も環境も違うでしょうから、屋上のある家のメリット、デメリットを天秤にかけて決めたいですね。

後悔のない家づくりができることをお祈りしています。

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