賃貸物件を契約する前には、内見をします。中には、内見だけしたい!という人も、いるのではないでしょうか。
でも、軽い気持ちで内見しても大丈夫かな?失礼じゃないかな?どうやって断ったらいいかな?など、不安もあるかと思います。
結論から言うと、内見だけするのは全く問題ありませんが、いくつか注意点もあります。
このページでは、賃貸物件を内見したい時の注意点や、断り方などを紹介します。
純粋に内見だけしたい。という人や、契約を前提に内見をしたい人、それぞれに向けた内容となっています。
内見は、軽い気持ちで行っても大丈夫!
まず、内見をしたら、契約をしないといけないんじゃ?なかなか帰らせてもらえないんじゃ?などと心配している人に向けて。
内見は、ちょっと部屋を見てみたいな。と思ったら、軽い気持ちで行っても全然大丈夫です。
良い部屋があったら契約しよう。と思って内見に行くことが一般的ですが、興味本位で契約するつもりはない。という人でも、内見だけでも大丈夫です。
内見をしたら、契約をしないといけないんだったら、怖くて誰も内見できなくなってしまいます(笑)
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軽い気持ちで仮押さえもOK
内見に行ったら、仮押さえをしませんか?と提案されることがあります。
仮押さえとは、入居審査の申し込みのことです。
入居審査に合格してから契約書にサインをする流れになりますから、仮押さえは、本契約とは違います。
賃貸物件の入居審査は、申込順に行われます。魅力的な物件ほど入居審査の申し込みが集まりますから、数時間の差で先を越されてしまうことも珍しくありません。
入居審査の申し込みをしてから審査結果が出るまでに数日~2週間程度かかりますから、本当に契約するかどうかは、その間に考えれば大丈夫です。
賃貸業界では、とりあえず仮押さえをすることはよくあることですから、軽い気持ちで仮押さえをしても大丈夫です。
ただし、仮押さえは、自分が気に入った物件に対してすることですから、仮押さえ後の断り文句として、さきほど紹介したような「キッチンが狭い」とか「収納が少ない」という理由を使うことは、おすすめできません。
仮押さえの断り方は、「引っ越しの予定自体がなくなった」「家族に反対された」といった理由がおすすめです。
軽い気持ちで契約は、NG
入居審査に合格したら、いよいよ本契約となります。
契約後(賃貸借契約を結んだ後)のキャンセルは、できません。
契約後のキャンセルは、いったん入居して、短期間での退去と同じ扱いとなります。
仲介手数料は返ってきませんし、初月の家賃も返ってきません。また、短期解約に違約金が設定されている物件であれば、違約金が請求されることもあります。
内見や仮押さえまでは軽い気持ちでしてもOKですが、賃貸借契約書に軽い気持ちでサインをするのは、NGです。余計な費用を支払わないといけなくなってしまいます。
内見、仮押さえをしてから、審査結果が出るまでに数日ありますから、その間にどうするのか、決めておきましょう。
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内見だけしたい時の注意点
契約をするつもりはないけれど、ただ内見だけしたい。という人に向けての注意点を紹介します。
事前に内見だけということは言わない
契約をするつもりはなく、内見だけしたい。ということを、事前に正直に伝えてしまうのは、やめましょう。やんわりと断られたり、対応が悪くなってしまいます。
営業マンも人間ですから、純粋に物件探しをしに来ました。という雰囲気を出していきましょう。
現地集合で内見をする
内見だけしたい。という場合は、現地集合で内見をすることをおすすめします。
店舗から内見に出かけた場合、内見後店舗に戻って他の物件の営業をされる可能性が高いです。
内見だけしたい。という場合は、お互い時間の無駄になってしまいますから、現地集合、現地解散が良いです。
内見前の注意点
次は、さきほどの項目で紹介したような、契約するつもりはないけれど内見だけしてみたい。という人ではなく、良い物件があったら本当に契約したい。と思っている人の内見前の注意点を紹介します。
絶対に譲れない条件、妥協できる条件を決めておく
前もって、絶対に譲れない条件と、妥協できる条件を、決めておきましょう。
たとえば、オートロック、バストイレ別は絶対に譲れないけれど、駅からの距離は少し遠くなっても良いかな。などです。
賃貸物件は、全ての希望条件を満たす物件はなかなかありませんから、絶対に譲れない条件を満たしている物件の中で、妥協できる条件もできるだけ満たしている物件を探していく。という探し方が基本になります。
事前にネットで候補を探しておく
今は、スマホで簡単に物件検索ができる時代です。
絶対に譲れない条件、妥協できる条件の条件指定をして検索し、何件か候補を探しておきましょう。
絶対に譲れない条件と、妥協できる条件を全て指定して検索すると、意外とあてはまる物件は少ない。と感じると思います。妥協できる条件を少しずつ緩めて、ここなら良いかな。という物件をピックアップしていきましょう。
お店に行ってから探してもらうと、どうしても営業マンの言いなりになってしまいますし、ゆっくり考える時間が取れません。
メジャーを持っていく
内見に行くときはメジャーを持って行って、冷蔵庫置場、洗濯機置場、玄関ドア、洗面所、キッチン入り口の寸法を測っておくことをおすすめします。
冷蔵庫、洗濯機を置けるかどうかは、引っ越しをするにあたって必ずチェックしておかないといけないポイントです。
条件にあった物件は、仮押さえをする
内見をしてみて、希望通りの物件であったら、迷わず仮押さえをしましょう。
あなたが「いいな。」と思った物件は、他の人もいいな。と思います。
多くの人がいいな。と思う物件には、すぐに申し込みが入りますから、早いもの勝ちです。
さきほども紹介したように、とりあえず仮押さえをすることは、全然悪いことではありません。
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内見後の断り方
内見後の断り方は、ちょっとキッチンが狭い。でも、収納が少ない。でも、何でも良いですから、気に入らなかった点を伝えれば、やんわりと断ることができます。
分譲住宅の営業の場合、一件あたりのインセンティブが大きいので、断った後の営業がしつこい。こんなことなら見学に行かなければよかった。と後悔する人も多いです。
しかし、賃貸物件の場合は数を売ってナンボの世界なので、一度断ってしまったら、その後しつこい営業がくることは、ほぼありません。
希望の物件を内見させてくれない業者には、注意
最近は、ネットで事前に物件の目星をつけて、ここを見たいです。と仲介業者に伝えて、内見に連れて行ってもらうことが一般的になっています。
ただ、中には「この物件は埋まりました。かわりにこちらの物件はいかがでしょうか。」などといって、希望の物件を見せてくれない業者もあります。
それが一件だけなら、たまたま本当に埋まってしまっただけかもしれませんが、何件か目星をつけているにも関わらず、どれも内見させてくれない。という場合は、業者が埋めたい物件に誘導しているか、おとり物件の可能性がありますから、注意しましょう。
希望の物件を内見させてもらった上で、「こちらの物件はどうですか?」と紹介してくるパターンなら、よくあることですから、そんなに心配しなくても大丈夫です。
内見は、そう頻繁に経験することではないですから、色々と心配なことがあるかもしれませんが、そんなに気負わなくても大丈夫です。
良い物件に出会えれば良いや♪くらいの軽い気持ちで内見してみましょう。
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