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あん摩マッサージ指圧師は、やめとけ、意味ないと言われることも。向いている人、メリット、デメリットを紹介

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国家資格である「あん摩マッサージ指圧師」の免許取得は、意味ないからやめとけ。などと言われることも多い資格です。

このページでは、あん摩マッサージ指圧師は、やめとけ。と言われてしまう理由や、メリット、向いている人などを紹介します。

あん摩マッサージ指圧師は、やめとけと言われる理由

まずは、あん摩マッサージ指圧師になるのはやめとけ。と言われる理由、デメリットを紹介します。

理由1:稼げないから

あん摩マッサージ指圧師の平均年収は400万円を下回る程度となっています。

日本の平均年収を下回っているため、わざわざ高い学費を払って3年間専門学校に通ってまで取得するのは、やめとけ。と言われることが多いです。

正直、収入という面では、開業して成功しない限りは、あまり期待できません。

理由2:資格がなくてもマッサージはできるから

あん摩マツサージ指圧師、はり師、きゆう師等に関する法律では、あん摩マッサージ指圧を業務として行うためには、医師免許、またはあん摩マッサージ指圧師免許が必要である。と定められています。

しかしながら、この法律は形骸化しており、街中では「リラクゼーション」「もみほぐし」をうたい、マッサージと同様の行為をする店舗が乱立しています。

マッサージがしたいなら、国家資格であるあん摩マッサージ指圧師の資格を取らなくても、できてしまうのが現状です。

あん摩マッサージ指圧師の資格に意味がない。と言われてしまう大きな理由は、ここにあります。

理由3:学費が高いから

晴眼者(目が見える人)が通うことができる、あん摩マッサージ指圧師の養成校は、私立の専門学校しかありません。(国公立はすべて視覚障害者向けの盲学校)

そのため、学費が高く、学費や入学金、教材費等々を勘案すると、3年間で500万円ほど必要となります。

学費が高い上に、稼げないとなると、やめとけ。と言われるのも納得ですよね。

条件を満たしていれば、教育訓練給付制度を利用することができます。

理由4:就職先が安定していないから

あん摩マッサージ指圧師の就職先は、治療院、接骨院、クリニック、病院、介護施設などがありますが、治療院や接骨院が中心となります。

治療院や接骨院は経営母体が大きくなく、安定していなかったり、福利厚生が充実していない、有給が取れない、長時間労働など、労働環境が整っていないところが多いのが正直なところです。

運営母体の大きい病院、介護施設であれば安定しているところもありますが、みなしPT、機能訓練指導員(後の項目で説明します)として勤務することが多いため、イメージするあん摩マッサージ指圧とは、働き方が違ってきます。

理由5:体力的に大変だから

あん摩マッサージ指圧は、結構体力を使う仕事です。指に力を入れるのではなく、体重を移動させるなど、負担を減らす工夫は色々とありますが、肉体労働であることは否定できません。

要介護状態の患者さんに対する訪問マッサージであれば、比較的弱い力での施術となりますから、体への負担は軽減されます。

また、女性であればオイルマッサージなども、体への負担は比較的軽いです。

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あん摩マッサージ指圧師のメリット

さて、あん摩マッサージ指圧師の悪い面を紹介してきましたが、もちろん、良い面もあります。

メリット1:医療保険が使える

さきほど、あん摩マッサージ指圧師の資格がなくてもマッサージができてしまう。ということをお伝えしましたが、医療保険を使ったマッサージは、あん摩マッサージ指圧師にしかできません。

関節の拘縮があるなど、医師が必要と認めた場合、同意書を発行してもらえれば、医療保険を使ってマッサージをすることができます。

医療保険を使うことができれば、患者の負担は0円~数百円程度となるので、少ない負担でマッサージを受けてもらうことができ、利用につながりやすいです。

メリット2:みなしPTとして働ける

あん摩マッサージ指圧師の免許を持っている人は、「みなしPT」として、理学療法士に準じた形で整形外科などで働くことができます。

みなしPTとして働くことができるのは、看護師、准看護師、柔道整復師と、あん摩マッサージ指圧師です。はり師、きゅう師はなれません。

みなしPTとして働けることで、職場の範囲が広がります。

メリット3:機能訓練指導員として働ける

あん摩マッサージ指圧師の免許を持っている人は、「機能訓練指導員」として介護施設等で働くことができます。

機能訓練指導員とは、利用者の日常生活機能の維持向上を目的とした指導を行う職種です。

機能訓練指導員として働くことができるのは、看護師、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、柔道整復師、あん摩マッサージ指圧師と、一定の実務経験を持ったはり師きゅう師です。

介護施設は常に人手不足ですから、職には困りません。ただし、給与水準が高いわけではありません。

メリット4:独立開業しやすい

あん摩マッサージ指圧師は、独立開業しやすい資格です。

自分の指一本で勝負する仕事ですから、接骨院や飲食店などの開業に比べれば、ほとんど費用がかかりません。

そういった意味では、開業リスクの少ない仕事であるといえます。

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あん摩マッサージ指圧師が向いている人

親が治療院を経営している人

親があん摩マッサージ指圧師として働いており、治療院を経営していて、既に地盤がある人なら、あん摩マッサージ指圧師免許の取得をおすすめできます。

治療院は、地元の高齢者ネットワークの口コミに支えられている面が強く、地域に根ざした治療院は、細く長く続けていくことができる可能性の高い仕事です。

はり、きゅうにも興味がある人

あん摩マッサージ指圧師の資格を取得することができる専門学校は、ほとんどのところがはり師、きゅう師の資格も取得することができます。

鍼、灸は、無資格で行っている人はおらず、はり師、きゅう師の免許を取得する必要があります。

鍼灸とマッサージを合わせた施術に興味がある人は、はり師、きゅう師とあん摩マッサージ指圧師の3つを取得することをおすすめします。

はり師、きゅう師2つだけの資格を取得することができる専門学校は多いのですが、あん摩マッサージ指圧師以上に就職先が少なく、稼げないため、はり師、きゅう師のみの学科(専科、鍼灸科などと呼ばれます)は、おすすめできません。

あん摩マッサージ指圧師になって、後悔している人の声

家族を養えない

小さい頃からマッサージをしてあげることが好きで、夢だったあん摩マッサージ指圧師になりましたが、収入が少なく、家族を十分に養うことができません。

医療関係とはいえ、一家の大黒柱になるには、あん摩マッサージ指圧師では、十分な収入を得るのは難しい。という現実があると思います。この仕事は好きですが、転職を検討せざるを得ない状況です。

理学療法士になればよかった

整形外科に就職したのですが、リハビリの知識に関しては、理学療法士との差を感じます。職場でも、理学療法士の方が立場が上で、肩身の狭さを感じます。

治療院よりも病院の方が安定していると思って病院に就職したのですが、病院で働くなら、理学療法士になればよかった。と後悔しています。

指を痛めてしまった

あん摩マッサージ指圧師として就職して、1日8~10時間の施術を続けていたのですが、指を痛めてしまい、仕事ができなくなってしまいました。あん摩マッサージ指圧師にとって指は命です。指が痛くて動かせないと、仕事になりません。

私は、もともと、華奢な方で指も強くありませんでした。職業の適性を考えるべきだったと、後悔しています。

まとめ

あん摩マッサージ指圧師は、雇われでいる限りは、それほど稼げる仕事ではありません。一方で、開業して軌道に乗れば、少ない経費で年収をあげていくことも夢ではありません。

あん摩マッサージ指圧や鍼灸など、東洋医学に興味があり、仕事にしたい。という強い意志があるのであれば、食うに困るレベルではありませんから、挑戦してみても良いのではないでしょうか。

一方で、医療関係だから安定していそう。といったイメージでの挑戦は、やめておいた方が無難です。

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