移住について、詳しく知りたい人は、こちらの本がおすすめです。
>>移住、成功するヒント
子育て世代の方には、こちらもおすすめです。
>>子育て世代のための快適移住マニュアル
テレワークが普及したことで、東京へのアクセスが良い静岡への移住を考える人が増えてきています。
このページでは、静岡移住のメリット、デメリット、後悔している人の失敗談、移住におすすめの市町村、移住体験施設、補助金などについて紹介します。
静岡移住で後悔しないための参考にしてもらえればと思います。
静岡移住のメリット
まずは、静岡移住のメリットを紹介します。
静岡移住のメリット1:夏涼しく、冬は暖かい
静岡県の平野部は、東京に比べて、夏は涼しく、冬は暖かいという特徴があります。
たとえば、静岡市なら、東京とくらべて夏は2℃ほど涼しく、冬は2℃ほど暖かいため、とても過ごしやすい地域です。
もちろん、山間部はそうとは限りませんから、穏やかな気候で暮らしたいなら、静岡市、浜松市、富士市、三島市など、東海道新幹線沿線の太平洋側のエリアがおすすめです。
静岡移住のメリット2:家賃が安い
静岡は、東京に比べると家賃が安いです。
たとえば、静岡市と東京23区の中では家賃が安い足立区とを比べても、静岡市の方が3割ほど安くなっています。
静岡市以外なら、もっと家賃が安い地域はたくさんありますから、東京の半分以下の家賃で暮らせる地域も多いです。
家賃は生活費のうち、大きな割合を占めますから、家賃を節約することができるのは、大きなメリットです。
静岡移住のメリット3:東京にすぐ行ける
静岡県内には東海道新幹線の駅が6つもあり、静岡駅よりも東の駅からは、東京まで60分以内で行くことができます。
東京から近い順に、熱海駅、三島駅、新富士駅、静岡駅、掛川駅、浜松駅の順です。
それぞれの駅から東京駅までの時間は、以下のとおりです。
熱海→東京・・・約45分
三島→東京・・・約50分
新富士→東京・・・約60分
静岡→東京・・・約60分
掛川→東京・・・約90分
浜松→東京・・・約90分
静岡駅くらいまでは、東京への通勤圏内です。
テレワークの普及により、静岡県内の新幹線駅の周辺に移住して、必要な時に新幹線通勤をする人が急増しています。
静岡移住のメリット4:車がなくても生活できる
地方移住で問題になるのが、公共交通機関の貧弱さです。
車がないと生活ができない地域も多く、せっかく家賃が安くても、車の購入費、維持費でメリットがなくなってしまうことも珍しくありません。
その点、静岡県なら、静岡市や浜松市の市街地であれば、電車やバスだけでも十分に生活することができます。
家賃が安い地域で、車を持たない生活をすれば、生活費をかなり抑えることができます。
静岡移住のメリット5:仕事は、それなりにある
静岡県には、スズキ、ヤマハ、製紙メーカーなど、製造業が比較的多く、製造業の求人はそれなりにあります。
また、前述したように東京へ新幹線通勤できる距離なので、東京の会社に所属したまま移住する人も多いです。
テレワークのできる仕事であれば仕事を辞める事なく移住できる、転職するとしても、それなりに仕事があるのが、静岡移住のメリットです。
スポンサーリンク
静岡移住のデメリット
次に、静岡移住のデメリットを紹介します。
静岡移住のデメリット1:テレビ東京系列が映らない
静岡県は、テレビ東京系列の番組が映りません。
静岡県内でテレビ東京を見ようと思ったら、テレビ東京系列を放送しているケーブルテレビに契約する必要があります。
静岡県内のケーブルテレビも、テレビ東京系列が映るところと映らないところがあるので、テレビ東京系列を見たい場合は、テレビ東京系列が映るケーブルテレビがある地域を選びましょう。
静岡移住のデメリット2:のぞみが停まらない
静岡県は、東海道新幹線の再速達種別、のぞみが停まらないことで知られています。
静岡市などから東京へ、県西部(浜松市)から名古屋へ行く程度であれば、のぞみでなくとも、それほど時間がかかりませんが、浜松から東京、静岡から名古屋、大阪へは、結構時間がかかります。
静岡移住のデメリット3:災害のリスクが高い
静岡県の市街地は、太平洋に近い地域に集中しています。
静岡市街地は、東海地震が発生した時、最大10メートルの津波が予想されている場所もあります。
もちろん、静岡県の全域が津波のリスクが高いというわけではありませんが、市街地が比較的リスクの高い場所に多いため、移住する時は災害マップなどを確認するようにしましょう。
スポンサーリンク
静岡に移住して、後悔している人の失敗談
静岡に移住して、後悔している人の失敗談を紹介します。
静岡移住の後悔1:地域になじめなかった
静岡市や浜松市ではない、もう少し田舎に移住したのですが、なかなか地域になじめずにいます。移住して3年経ちますが、よそ者ということで距離を置かれてしまっています。
もう少し、地元の人と仲良くできるかな。と期待していたのですが、居心地が悪く、移住したことを後悔しています。
静岡移住の後悔2:収入が大きく下がった
農業に携わりたいと思って、会社を退職し、お茶を生産している農家で働き始めました。
覚悟はしていましたが、収入が大きく下がってしまい、将来の不安を感じるようになってきました。
東京で再就職しようかと悩んでいます。
静岡移住の後悔3:通勤費の負担が大変
会社がテレワーク中心の業務に移ったことで、静岡への移住を決意しました。
新幹線での通勤自体は、通勤電車よりも楽で、体力的な負担は少ないのですが、最近、出社しないといけない事が増えてきて、通勤費が会社支給の上限を超えてしまうため、自分で負担しないといけなくなってしまいました。
新幹線通勤の交通費を自分で負担するのは結構な金額で、家賃が安くなった分以上に交通費がかかるようになってしまっています。
この状況が続くなら、東京に帰らないといけないかもしれません。
スポンサーリンク
静岡移住におすすめの市町村
静岡県内で、移住におすすめの市町村を紹介します。
静岡市
静岡県の県庁所在地、静岡市は、ほどよい都市で、東京での生活に疲れたけれど、生活に不便な田舎は嫌だ。という人におすすめです。
静岡市は、人口70万人の政令指定都市であり、日常生活に必要なお店は一通り揃っています。また、車を持たなくても、電車やバス、自転車で、不便なく生活することができます。
一方で、少し郊外に離れれば海や山など、自然にも恵まれています。
東京に通勤や遊びに行く時は、新幹線で60分で行くことができ、ちょうどよい立地です。
熱海市
観光地、温泉地として知られている熱海市は、自然に囲まれた暮らしを楽しみたい人におすすめの移住先です。
仕事は観光業が中心のため、現在の職場を辞めることなく、テレワークで対応できる人におすすめです。
熱海駅は、静岡県内の東海道新幹線の駅の中で、最も東京に近い位置にあり、品川駅まで40分程度、東京駅まで45分程度と、東京へのアクセスも抜群です。
三島市
三島市は、富士山、伊豆半島、箱根が近く、レジャーを楽しみたい人におすすめの移住先です。
市内にも清流が流れており、身近に自然を楽しむことができます。
また、文教都市としても知られているため、子育て世帯にもおすすめできます。
富士市
富士市は、その名の通り、富士山の麓の地域です。綺麗な水に恵まれており、製紙産業が盛んです。
富士市は住民サービスに力を入れており、保育園、幼稚園、児童館が充実している、各小学校区ごとに住民票の発行ができるサービスコーナーが用意されているなど、子育て世帯の移住にもおすすめです。
伊豆市
伊豆市は、静岡県の中でも温暖な地域で、年間の平均気温は15℃前後です。
ここで紹介した他の市に比べると、新幹線の駅がないため、東京へのアクセスには時間がかかります。
地域に根ざして、温暖な気候の中で暮らしたい。海のレジャーを楽しみたい。という人におすすめの移住先です。
スポンサーリンク
静岡移住体験ができる市町村
静岡県内には、移住体験施設を用意している市町村がいくつかあります。
移住体験ができる市町村を紹介します。
・静岡市
静岡市には、静岡市お試し住宅があり、移住体験をすることができます。
3泊4日~2週間以内で、宿泊費は無料、静岡暮らし体験料が1日500円かかります。
https://shizuoka-seikatsu.jp/information/897/
・牧之原市
牧之原市には、HAZ cottageという移住体験施設があります。
一泊につき大人4,500円、子ども1,000円かかるので、比較的高い方です。
https://www.city.makinohara.shizuoka.jp/site/makinohara-life/348.html
・伊豆市
伊豆市には、2泊3日~6泊7日の範囲内で移住を体験できる施設があります。
料金は、無料です。
市職員による市内案内も開催されます。
https://iju.city.izu.shizuoka.jp/query1.html
・東伊豆町
東伊豆町には、短期型と長期型の移住体験施設があります。
短期型は1日1人1,500円、長期型は1ヶ月6万円(水道光熱費込)です。
https://www.town.higashiizu.shizuoka.jp/bg/life/ent/1697.html
・西伊豆町
西伊豆町には、1棟1,000円/日で借りることができる移住体験施設があります。
体験できる期間は1週間から1ヶ月です。
https://www.town.nishiizu.shizuoka.jp/kakuka/kikaku/kikaku/otameshi_house.html
・南伊豆町
南伊豆町では、短期、中期、長期で移住を体験することができます。
短期は1泊から30泊まで、1人2,500円/泊~13,000円/泊
中期は1ヶ月から1年まで、月4~5万円
長期は1年~5年まで、月4~6万円
https://minamiizuijyu.jp/trial/index.html
・河津町
河津町には、なごみの里かわづという移住体験施設があります。
宿泊料金は大人一泊3,500円、小学生以下一泊2,000円と、比較的高めです。
静岡移住の補助金
東京圏から静岡県に移住した人に対し、最大100万円を支給する、静岡県移住・就業支援金精度があります。
東京圏に在住、通勤しており、静岡県に5年以上継続して居住する意思を有しているなど、いくつか条件があります。
詳しい条件は、こちらのページから確認してください。
https://iju.pref.shizuoka.jp/news/ijushienkin.html
静岡県は、比較的東京に近いということもあり、北海道や沖縄移住に比べれば、帰りたい。と後悔している人は少ないです。
ただ、さまざまなメリット、デメリットはありますから、自分のライフスタイルに合っているのか、後悔のない選択がしたいですね。
スポンサーリンク
移住について、もっと詳しく知りたい人は、こちらの本がおすすめです。
>>移住、成功するヒント
子育て世代の方には、こちらもおすすめです。
>>子育て世代のための快適移住マニュアル

これからマイホームを作ろうと考えている人、リフォームをしようと考えている人、移住やライフスタイルの悩みや迷いを解決することができるような情報を発信します。