固定電話の契約数は年々減少しており、解約しようかと考えている人も多いのではないでしょうか。
このページでは、固定電話を解約するメリット、デメリットと、解約して後悔している人の失敗談、解約方法などを紹介します。
固定電話解約のメリット
まずは、固定電話解約のメリットを紹介します。
固定電話解約のメリット1:固定費が削減できる
固定電話解約の最大のメリットは、固定費を削減できる。ということです。
固定電話は、地域やプランにもよりますが、2,000円ほどかかります。固定電話を解約するだけで、年間2万円以上節約することができます。
固定電話解約と合わせて、新聞の解約、携帯電話も格安スマホに契約するなどすれば、毎月1万円以上固定費を削減できることも珍しくありありません。

固定電話解約のメリット2:迷惑な営業電話が減る
迷惑な営業電話は、大半が固定電話にかかってきます。
また、振り込め詐欺の電話も、9割が固定電話にかかってきます。
固定電話の電話番号は、電話帳などで広く出回っており、また、固定電話ユーザーの年齢層が高いことから、ターゲットにされやすいのです。
固定電話を解約すれば、こういった迷惑な電話は、ほとんどなくなります。
固定電話解約のメリット3:固定電話を置いていたスペースが空く
固定電話を解約すれば、固定電話本体を置いていたスペースが空きます。
固定電話は地味にスペースを取りますから、空いたスペースを有効活用することができます。
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固定電話解約のデメリット
次に、固定電話解約のデメリットを紹介します。
固定電話解約のデメリット1:電話番号の変更を伝える手間がかかる
固定電話を解約し、携帯電話のみにする際には、固定電話の電話番号を伝えていた各所に、電話番号の変更を伝えなければなりません。
固定電話の電話番号しか知らない相手というのは、往々にして、あまり親しくない人が多いことかと思います。
ですから、電話番号の変更を伝えないといけない。ということが固定電話解約のハードルとなっている人は多いです。
一度電話番号の変更を伝えて解約すれば、その後の固定費の削減に繋がりますから、面倒がらずに実行することをおすすめします。
固定電話解約のデメリット2:FAXが使えなくなる
固定電話を解約すると、FAXも使えなくなります。
今は、PCやスマホからFAXの送受信をすることができるサービスもありますから、厳密には使えるのですが、電話番号が変わりますし、今まで使っていたFAXは使えなくなります。
固定電話解約のデメリット3:災害時は固定電話の方がつながりやすい
大きな災害が発生した時など、携帯電話網は混雑し、なかなかつながらなくなってしまいます。
そんな時でも、固定電話は、電話線自体が切れてしまうほど震源に近い地域でなければ、比較的つながりやすいです。
現在は、固定電話ユーザーが減少しており、災害時に固定電話での安否確認をする人が増えたとしても捌き切れる容量を持っています。
災害時の安否確認に電話を使いたい人は、固定電話を維持しておいたほうが良いでしょう。
ただし、電話をかける側、受ける側、双方が固定電話でないと、メリットを発揮できません。
固定電話解約のデメリット4:法人口座を作れないことがある
法人口座の開設には、固定電話が必須となっている銀行が、今でも多くあります。
また、法人が融資を受ける場合も、固定電話が必須であることが多いです。
なお、個人事業主の口座や、その他の手続きに関しては、10年ほど前までは固定電話があった方が信用がある。ということで審査に通りやすい。ということもありましたが、現在では差異はなくなってきています。
固定電話があった方が良いのは、法人口座の開設や、法人の融資の時くらいです。
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固定電話を解約して、後悔している人の失敗談
固定電話を解約して、後悔している人の失敗談を紹介します。
固定電話解約の後悔1:電話番号の変更を伝え忘れた
固定電話を解約したのですが、親戚に電話番号の変更を伝え忘れたため、連絡ができず、葬儀に出席することができませんでした。
良くしてくれていた人だったので、出席したかったな。と後悔しています。
固定電話自体は解約しても良いですが、電話番号の変更の伝え忘れには気をつけないといけませんね。
固定電話解約の後悔2:祖母の友人と連絡取れなくなった
固定費削減に必死になって、固定電話を解約したんですが、祖母の友人と連絡を取れなくなってしまったようで、後悔しています。
祖母はスマホを使いこなせていなく、どうやら、その友人は電話帳に登録されていなかったみたいです。かわいそうなことをしてしまったな。と思っています。
家族に固定電話を使っている人がいる時は、慎重になった方が良いですね。
固定電話解約の後悔3:お金に困っていると思われた
固定電話を解約するから、これからは携帯にかけてね。ということを伝えて回ったんですが、一部の友人に、お金に困っているのか?悩みがあったら相談に乗るよ。と言われてしまいました。
心配してくれる友人がいるのは、とてもありがたいことですが、お金に困っていると思われたようで、恥ずかしかったです。
固定電話の一時中断のメリットはない
固定電話を使わなくなった場合の手続きとして、利用休止、一時中断、解約の3種類があります。
このうち、一時中断すれば、再開後に同じ電話番号を使えるので、しばらくの間一時中断をしようかと思った人もいるかもしれません。
一時中断をしている間は、回線使用料の支払いが必要で、基本料金と同額の回線使用料がかかります。
しかも、電話を止める時、再開する時には工事費がかかります。
ですから、一時中断をするメリットはありません。
固定電話をなくしても大丈夫か不安なら、しばらくの間電話線を抜いて生活してみることをおすすめします。
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電話加入権の売却相場
「固定電話を解約するなら、電話加入権を売ったら?」という話をされたことがある人もいるかもしれません。
固定電話を利用するには、電話加入権が必要です。
今固定電話を使っている人は、電話加入権を持っているということであり、電話加入権が必要なくなったら、売却することができます。
かつては電話加入権は数万円で売れましたから、親世代などからそのようなアドバイスを受けることがあります。
現在は、固定電話に加入する人よりも解約する人の方が多いですから価値が大きく下がっており、電話加入権の売却相場は0円~2,000円程度です。正直、手間の方がかかります。
固定電話の解約方法
固定電話の解約は、NTT東日本、NTT西日本ともに、オンラインで解約することができます。
NTT東日本はこちら
https://web116.jp/shop/a_line/cancel.html#kaiyaku
NTT西日本はこちら
https://www.ntt-west.co.jp/denwa/tetsuduki/stop/gaiyou.html
「解約」をすると、電話加入権は放棄することになります。
「休止」をすると、電話加入権は残ります。
もし、固定電話を復活させる可能性があるなら、休止をおすすめします。
ただし、休止から再開する時には、電話番号は変わります。
固定電話がないと困ることは、ない
これだけ携帯電話普及した今、固定電話がないと困ることは、ほとんどありません。
固定電話は、解約してよかった。と思っている人が大半です。
ビジネスで使っているなど、一部の例外を除いて、思い切って解約してしまって良いでしょう。
電話番号の変更だけ漏れなく伝えれば、大丈夫です。
これから新築する人は、配管は通しておきましょう
これから新築する人で、固定電話が必要かな?と悩んでいる人は、配管だけは通しておくことをおすすめします。
時代の流れとしては、間違いなく固定電話は、いらない方向に進んでいますが、今後、自宅を拠点に事業をすることもあるかもしれません。
そんな時、事業用の口座開設や融資、FAXの利用に、固定電話が欲しくなることもあるかもしれません。
配管に関しては、固定電話だけでなく、光ファイバー用の配線も通しておくことをおすすめします。
光ファイバー(固定回線)も、時代の流れでポケットWifiやテザリングで代用できるようになってきていますが、配管が用意されていれば、いざ必要となった時の工事費用を抑えることができます。
固定回線、光回線については、こちらのページで詳しく解説しています。

まとめ
固定電話は、固定電話で頻繁に連絡を取り合っているようなお年寄りや、事業を立ち上げたい。と考えている人でなければ、必要性はほとんどありません。
スマホを持っている人は、解約しても後悔することはないでしょう。長年続けてきたものを解約するのは、勇気がいるかもしれませんが、解約することをおすすめします。
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