開放感のあるサンルームを作ろうか、迷っている人も多いのではないでしょうか。
このページでは、サンルームのメリット、デメリット、いらなかったと後悔している人の失敗談、後悔しないためのポイントなどを紹介します。
サンルームのメリット
まずは、サンルームのメリットを紹介します。
サンルームのメリット1:開放感がある
サンルームは三面が透明のガラス、アクリル板で覆われているため、とても開放感があります。
サンルームで読書をしたり、ゆっくりお茶を飲んだり、のんびりとくつろぐ場には最適です。
サンルームのメリット2:洗濯物が乾くのが早い
サンルームに洗濯物を干すと、普通に部屋干しをするのに比べて数倍早く洗濯物が乾きます。
さすがに天日干しほどではありませんが、晴れた日に、少し窓を開けて、サーキュレーターや扇風機で空気が循環するようにすると、天日干しに近い時間で洗濯物を乾かすことができます。
ただし、空気を動かさないと、それなりに時間がかかりますから、換気をするか、サーキュレーター等で空気を動かすようにしましょう。
サンルームのメリット3:洗濯物を隠すことができる
外に洗濯物を干すのは、防犯上心配。という人も多いかと思います。
サンルームにレースのカーテンをして洗濯物を干せば、洗濯物を隠しつつ、天日干しに近い環境で干すことができます。
洗濯物を外に干すのは心配だけど、天日干しの仕上がりも捨てられない。という人には、サンルームがおすすめです。
サンルームのメリット4:洗濯物がふわふわになる
晴れた日のサンルームに洗濯物を干すと、天日干しをしたのと同じようにふわふわで、いい匂いがします。
プライバシーを守ったまま、天日干しに近い干し方ができるというメリットがあります。
サンルームのメリット5:洗濯物が汚れない
サンルームに洗濯物を干しておけば、洗濯物に汚れがついたり、花粉がつくことがありません。
黄砂が飛ぶ季節や、花粉の多い時期でも、洗濯物に付く心配がありませんから、安心して干すことができます。
また、虫が出る地域、時期でも、虫がつくことがありません。
サンルームのメリット6:部屋干しの場所を取らない
部屋干し派の人にとっても、サンルームがあれば、部屋干しで部屋が狭くなるということがありません。
サンルームが部屋干しスペースの役割を果たしてくれます。
雨の日でも、少し窓を開けて風通しを良くすれば、完全な部屋干しよりは早く乾かすことができます。
サンルームのメリット7:日当たりが良い
これは賃貸物件の場合ですが、サンルームがある賃貸物件というのは、ほぼ間違いなく日当たりが良い物件です。
基本的に、日当たりの悪い場所にサンルームはつくりませんから、日当たりの良い物件、明るい物件を探している人には、サンルーム付きの物件がおすすめです。
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サンルームのデメリット
次に、サンルームのデメリットを紹介します。
サンルームのデメリット1:夏暑い
サンルームの最大のデメリットは、夏暑いということです。
サンルームは、直射日光の影響を大きく受けます。真夏の車の中をイメージしてもらえば分かりやすいかと思います。(車に比べると黒い部分が少ないので、マシですが)
夏場にサンルームで過ごそう。と思う気持ちにはなれないことでしょう。
サンルームのデメリット2:冬寒い
サンルームには直接日差しが入るので、冬は暖かいと思っている人もいるかもしれませんが、暖かいのは秋~初冬までです。
真冬になると、外部の冷気の影響をモロに受けるため、晴れている日でも寒いです。
夏の暑さよりはマシですが、冬場にサンルームを使おうと思ったら、暖房器具が必須です。
サンルームのデメリット3:固定資産税が高くなる
サンルームの構造にもよりますが、基本的は、サンルームをつくると、固定資産税が高くなります。
屋根や壁があること、土地に定着していること、家屋としての目的を達する建物かどうか。を満たしていると、固定資産税がかかります。
いわゆるテラス囲いと呼ばれるサンルームの場合は、自治体によっては、土地に定着していないというこおで、固定資産税がかからないこともあるので、お住いの地域の役所に確認してみましょう。
サンルームのデメリット4:雪に弱い
サンルームの屋根は、ガラスかアクリルです。もちろん、どちらも強化されてはいますが、雪国の場合、積もった雪や、上から落ちてくる雪に弱いというデメリットがあります。
特に、2階から落ちてきた雪で屋根が割れてしまった。という例はめずらしくありません。
雪国でサンルームを作る場合は、上から雪が落ちてこない場所につくるなど、注意が必要です。
サンルームのデメリット5:結露する
冬場のサンルームは、結露しやすいというデメリットがあります。
結露は、外気と室内の温度差が大きい時に発生するものです。窓に結露が発生するのはサンルームに限った話ではありませんが、全面ガラス張りのサンルームは、結露が発生しやすい場所です。
換気をする、除湿機を使うといった対策をしないと、カビの原因になってしまいます。
サンルームのデメリット6:雨音がうるさい
サンルームは、屋根に当たる雨音がうるさい。というデメリットがあります。
通常の屋根の場合、屋根自体が厚いですし、屋根と天井の間には空間があったり、断熱材が詰まっていたりするので、よほどの大雨でない限り雨音は気になりません。
しかし、サンルームの屋根は1枚のガラス(アクリル)のみなので、雨音がストレートに伝わってきます。
土砂降りでなくてもうるさい。と気になる人もいます。
サンルームのデメリット7:雨漏りしやすい
特に後付けしたものに起こりやすいのですが、サンルームを後付けした方から、雨漏りしてしまった。という相談を受けることが多いです。
サンルームは、パネルとパネルの間のコーキングが劣化して雨漏りしやすい構造となっています。
とはいえ、10年以内に雨漏りをするのは完全な施工不良ですから、業者に修繕してもらいましょう。
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サンルームに、カーテンは必要か
サンルームは、全面がガラス(アクリル)張りですから、外気の影響をとても大きく受けます。
基本的には、カーテンをつけることをおすすめします。
また、サンルームと部屋の間にも、遮熱カーテンなどの仕切りをつけることをおすすめします。
サンルームと部屋の間の仕切りがないと、夏の冷房、冬の暖房効率が極端に悪くなってしまいます。
サンルームはいらなかったと、後悔している人の失敗談
サンルームはいらなかったと、後悔している人の失敗談を紹介します。
サンルームの後悔1:使える期間が短い
サンルームでゆっくりお茶でも飲みながら読書しよう♪と夢を膨らませていたのですが、サンルームを使える時期は春先と秋くらいで、夏は暑いし、冬は寒いしで、使える期間が短いです。
ほとんどの期間、ただの洗濯物干し場になってしまっているので、いらなかったかな。と後悔しています。
サンルームの後悔2:カビが生えてしまった
冬場のサンルームは、本当に結露しやすく、しばらく手入れをサボっていると、床にカビが生えてしまいました。
我が家は高気密住宅で、サンルームも気密性にこだわったのですが、気密性が高いほどカビが生えやすいようです。
こまめに換気したり、水滴を拭き取ったりできないなら、サンルームはないほうがいいと思います。
サンルームの後悔3:雨の音がうるさくて寝れない
サンルームに当たる雨の音がうるさくて困っています。
寝室で寝ていても「バタバタバタバタ」という音がずっと聞こえてきて、夜もゆっくり眠れません。
サンルームをつけるなら、寝室とは遠い場所につくらないとダメですね。撤去してしまおうかと後悔しています。
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サンルームで後悔している人のブログ
サンルームをつくって後悔していることがある。という人のブログを、いくつか紹介します。
すべてにおいて後悔しているわけではなく、良かった点もあれば、後悔している点もある。という感じです。
他の方はサンルームをつけてどのように感じているのか、参考になるかと思います。
https://aomorihouse.com/archives/2719.html
https://saving-challenge.net/myhome/505/
サンルームで後悔しないためのポイント
サンルームで後悔しないためのポイントを3つ紹介します。
・コンセントをつける
サンルームで洗濯物を干す時は、洗濯機やサーキュレーターがあると大幅に乾かす時間を短くすることができます。
また、カビの防止のために除湿機があると、なお良いです。
サンルーム内か、部屋のサンルーム側にコンセントをつけることをおすすめします。
・遮熱カーテンをつける
サンルーム自体と、サンルームと部屋との間には、遮熱カーテンをつけることをおすすめします。
カーテンをつけても、遮熱性の低いものだと、夏暑く、冬寒くなり、冷暖房費がかかります。
・寝室から離す
サンルームの屋根に雨が当たる音は結構大きく、眠れない。という人もいます。
一般的には、サンルームは南側、寝室は北側になることが多いので、自然と離れることが多いでしょうが、サンルームと寝室は離れた場所につくることをおすすめします。
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不動産業界に携わり、マイホームの建設、実家のリフォームなどを経験しています。
これからマイホームを作ろうと考えている人、リフォームをしようと考えている人、移住やライフスタイルの悩みや迷いを解決することができるような情報を発信します。