沖縄移住に憧れを抱いている人は、多いのではないでしょうか。
一方で、経験者には、沖縄移住はやめとけ。と止める人も少なくありません。
このページでは、沖縄移住のメリット、デメリットや、帰りたい、失敗した。と思っている人の声を紹介します。
沖縄移住のメリット
沖縄移住のメリット1:時間の流れがゆったりしている
沖縄は、時間の流れがゆったりしていて、時間にギスギスしている人があまりいません。
ゆったりとした移住生活を過ごしたい人には、沖縄はおすすめです。
沖縄移住のメリット2:海や海岸が近い
沖縄といえば、海です。海や海岸が近く、いつでもマリンスポーツを楽しむことができます。
マリンスポーツを楽しみたいから沖縄に移住する人は、とても多いです。
沖縄移住のメリット3:山も近い
沖縄といえば海のイメージが強いかと思いますが、意外と山も充実しています。
沖縄本島でも、車を走らせればすぐに、登山やハイキングを楽しめる山があります。
沖縄移住のメリット4:花粉症がない
沖縄には、スギ、ヒノキがありません。ですから、花粉症はほとんどありません。
リュウキュウマツや、イネ花粉などはあります。
花粉症がないからという理由で沖縄に移住する人もいるくらいです。
沖縄移住のメリット5:冬が暖かい
沖縄は、冬でも最低気温は15度くらいまでしか下がらず、とても暖かいです。
本土でいう秋くらいの感覚で、とても過ごしやすいです。
沖縄移住のメリット6:夏もそれほど暑くない
沖縄の夏といえば暑そうなイメージがありますが、真夏でも最高気温が35度を超えることはまれです。
さらに、湿度が低く、海からの風があるので、日陰に入ればカラッとしており、ジメジメした暑さではありません。
実際、夏の最高気温は本土の盆地になっているようなところの方が高く、なおかつ湿度も高いので、過酷です。
冬が暖かく、夏もそれほど暑くないということで、気候は過ごしやすいと感じる人が多いです。
沖縄移住のメリット7:自動車保険が安い
沖縄ナンバーの車は、自動車保険(自賠責保険、任意保険)が安いです。
自賠責保険が安いのは、沖縄県が本土に復帰した時、本土よりも収入が著しく低かったための救済措置だといわれています。
任意保険が安いのは、沖縄県は比較的事故が少ない(事故が起きても話し合いで内々で解決することが多い)ため、保険料の支払いが少ないためだといわれています。
ちなみに、自動車税の金額は同じです。
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沖縄移住のデメリット
沖縄移住のデメリット1:収入の低い仕事が多い
沖縄に移住をして、現地で働こう。と考えている人もいるかと思います。
ただ、現実問題として、沖縄県は、収入の低い仕事が多いです。
2021年、都道府県別の平均年収では、沖縄県が最下位の336万円です。
ちなみに、東京都は438万円、神奈川県は422万円など、首都圏に比べると100万円ほどの差があります。
首都圏はその分住宅関係にお金がかかりますが、そうでもない地方である群馬県や富山県、岐阜県に比べても50万円も平均年収は低くなっています。
沖縄に移住しても稼げる見込みがある、あるいは貯蓄がしっかりあるのなら良いですが、移住してきた「よそ者」が収入の高い仕事に就くのは至難の業です。
パート、アルバイトの最低賃金も、沖縄県は最低の820円です。
沖縄移住のデメリット2:家賃が高い
沖縄県の家賃は、都道府県別で、おおよそ15位くらいに位置しています。
もちろん、東京、大阪、名古屋といった都会よりは安いですが、都会のベッドタウンとなっている地域がある奈良県、滋賀県、岐阜県などよりも高いです。
家賃はそんなに安くないのに、収入が少ないと、生活が苦しくなるのは誰にでもわかりますよね。
元々沖縄に住んでいる人なら、収入が少なくても、持ち家であったり、三世代同居であったりと、少ない収入でも生活をまかなえるような暮らしをしています。
ただ、沖縄に移住して賃貸住宅に住むとなると、収入における家賃の負担が大きくなりがちです。
沖縄移住のデメリット3:渋滞がひどい
沖縄は、完全な車社会です。
沖縄には、電車がありません。(ゆいレールというモノレールのみ)
基本的に全員が車で移動するため、道路のキャパシティが足りていません。
また、本土では、朝の渋滞はひどくとも、帰りの渋滞は朝に比べればマシという地域が多いかと思いますが、沖縄では、夜遅くまで残業をする人が少ないのか、17時~18時前後の渋滞は、朝にも負けず劣らず、ひどいです。
家賃を下げたいのなら郊外に住むしかないのですが、郊外に住んだら渋滞に悩まされることになります。
沖縄移住のデメリット4:時間にルーズ
メリットの項目で紹介した、時間がゆったり流れている。ということの裏返しになるのですが、沖縄の人は、時間にルーズであることが多いです。
俗に、「沖縄タイム」なんて言われたりしますが、1時間以上の遅刻が結構普通だったりします。
それは、そういう文化として受け入れるしかありません。
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沖縄移住のデメリット5:物価、送料が高い
沖縄県は、物価も高いです。
離島であるため、さまざまなものの輸送費がかかります。
よく言われる食材として、沖縄では、もやしが一袋60円程度と、本土の倍くらいします。
これは、安くてかさばるもやしに送料が乗っかってくるからですね。
もやしのように、倍もする商品は多くはありませんが、色々なものが本土よりも高いです。
ネット通販でも、沖縄県は追加の送料がかかることもめずらしくありません。
ネット通販だと、アマゾンプライム会員や、ヨドバシドットコムなら、沖縄県も送料無料です。
沖縄移住のデメリット6:商品が届くのが遅い
沖縄は物理的に距離があるため、ネット通販などで購入した商品が届くのに、時間がかかります。
アマゾンのお急ぎ便も使えないので、注文してから届くのに、3日~5日ほどかかります。
週刊誌などの発売日も、本土の4~5日後になることが多いです。
本に関しては、電子書籍なら、本土と同じタイミングで読むことができます。
沖縄移住のデメリット7:塩害で、色々なものが錆びる
沖縄といえば、海のイメージですよね。
実際、海が近く、潮風を感じることができる地域が多いです。
ただ、その弊害として、潮風による塩害で、色々なものがすぐに錆びてしまいます。
車の下回り、エアコンの室外機、物干し竿など・・・。
車や室外機は、こまめに洗浄しないと寿命が短くなってしまうので、これは結構な手間です。
特に海に近い場所だと、洗濯物に塩の香りがつく。といった悩みも聞かれます。
沖縄移住のデメリット8:台風が多い
沖縄といえば、台風が多いです。しかも、本土に来る台風よりも強い勢力でやってきます。
沖縄の人たちは、台風が来たら仕方がない。ということで、学校が休みになったり、お店が休みになったりと、社会生活が止まります。
台風の前には、飛びやすいものを片付ける、雨戸を閉める。といった台風対策をしなければいけませんが、その頻度も本土よりも何倍も多いです。
時給制の仕事をするのであれば、台風で仕事を休むと、そのまま収入の減少につながります。
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沖縄移住はやめとけ、帰りたい、後悔している人の声
沖縄に移住して、失敗した、帰りたい。と思っている人の声を紹介します。
・沖縄に住みたい!という妻に押されて移住しましたが、給料の安い仕事しかなく、生活が大変です。勢いだけで移住したのは、失敗でした。
・沖縄の人は、本土の人を、ナイチャーと言います。沖縄に限った話ではないのかもしれませんが、何かとナイチャー扱いされて、なかなか馴染めません。
・沖縄での生活を夢見て移住したのですが、やっぱり、たまには地元の友達に会いたくなります。友達に会いたくても、沖縄だとどうしても物理的に遠くて交通費がかかりますし、なかなか会えないので、帰りたくなってきました。
・沖縄にあこがれていて、移住したのですが、3年もすれば一通りのところには行ったので、飽きてしまいました。沖縄って、そんなに広くないですからね。沖縄は旅行で行くから楽しいんだと、後悔しています。
・沖縄は、渋滞がヤバいです。鉄道がない(ゆいレールしかない)ので、基本的にみんな車移動。道路もキャパを超えていて、朝の渋滞が半端なくて、通勤に時間がかかりすぎます。まだ、満員電車の方がマシです。
まとめ
沖縄は、良くも悪くも、本土とは文化が全く違います。
ちょっとした外国に移住する。くらいの気持ちで移住すれば、移住生活を楽しむことができるでしょう。
逆に、一般的な地方移住くらいの感覚で移住してしまうと、カルチャーショックを受けてしまい、帰りたい・・・。となってしまう人も少なくありません。
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不動産業界に携わり、マイホームの建設、実家のリフォームなどを経験しています。
これからマイホームを作ろうと考えている人、リフォームをしようと考えている人、移住やライフスタイルの悩みや迷いを解決することができるような情報を発信します。