エアコンは、機種選び、設置場所などで後悔や失敗が多い家電です。
どういった点で後悔、失敗した。と感じることが多いのでしょうか。
このページでは、エアコン選びの後悔、失敗談や、後悔しないエアコンの選び方、各エアコンメーカーの特徴などを紹介します。
エアコン選びの後悔、失敗談
エアコン選びで多い後悔、失敗談を紹介します。
エアコンの後悔、失敗談1:能力不足
エアコンの機種選びで最も多い後悔は、能力不足です。
特に冬場の暖房において、エアコンだけでは部屋が暖まりきらない。という失敗談はとても多いです。
エアコンの適用畳数、能力に関しては、後の項目で詳しく説明しますが、ワンランク~ツーランク上の対応畳数の機種を選ぶことをおすすめします。
エアコンの後悔、失敗談2:本体の取り付け位置
エアコン本体は、部屋全体に風を送ることができ、近くに専用コンセントがあり、室外機との距離も遠くなりすぎない場所に取り付ける必要があります。
エアコンの周囲に背の高い家具があったりすると、空気の循環に悪影響が出ます。
たとえば、寝室だと、頭の上にエアコンがあると、冷気が足先の方に流れてしまい、足が冷える。といった失敗談もあります。
エアコンの後悔、失敗談3:コンセントの位置
エアコンの設置には、専用コンセントが必要です。また、延長コードの使用はできませんから、エアコン本体から約1メートル以内にコンセントがないといけません。
エアコン本体の設置に合わせて、コンセントの位置を考える必要があります。
エアコンの後悔、失敗談4:配管の穴の位置
配管の穴は、エアコン本体の真裏、右下、左下などが一般的です。
真裏以外は配管が露出しますから、隠したい時は、エアコンの真裏に配管を通すことができる位置に、エアコン本体を取り付ける必要があります。
配管の穴は、筋交いを避ける必要があります。基本的には筋交いに穴を開けてしまうような業者はいませんが、念のため注意して確認しておきましょう。
エアコンの後悔、失敗談5:キャットタワーの近く
キャットタワーの近くにエアコンを設置したところ、猫がエアコンの上に飛び乗ってしまう。というのは、猫を飼っている人に多い失敗談です。
エアコンが落下したり、尿などで故障する原因になりますから、注意しましょう。
これからエアコンを設置するならエアコンの位置をキャットタワーから遠い場所に設置するのも良いですし、既に設置してしまったなら、キャットタワーの方をずらして対応しましょう。
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後悔しないエアコンの選び方
後悔しづらいエアコンの選び方を紹介します。
ワンランク広い畳数対応の機種を選ぶ
エアコンの対応畳数は、6畳用、8畳用、10畳用、12畳用、14畳用、18畳用などがありますが、その部屋の畳数よりも一つ上のランクのモデルを選んだほうが、極端に暑い日、極端に寒い日にもゆとりを持って運転させることができます。
特に、南向きの部屋、最上階などはワンランク上の畳数に対応した機種を選ぶことをおすすめします。
リビングダイニングキッチンなど、キッチンで火を使っている時も快適にしたいなら、冷房能力が実際の部屋の広さよりも4畳ほど広い部屋に対応している機種を選ぶようにしましょう。
横に広い部屋に使うなら、左右自動ルーバー付きを選ぶ
ほとんどのエアコンには、上下の自動ルーバー機能は搭載されています。
ただ、エントリーモデルでは、左右の風向き調整は手動になっているモデルが多いです。
横に広い部屋で使うなら、左右自動ルーバー付きの機種を選んだほうが、ムラなく風を送ることができます。
春や秋も除湿したいなら、再熱除湿機能付きを選ぶ
ほとんどのエアコンには除湿機能がついていますが、下位~中位のモデルの除湿機能は、弱冷房運転と同じようなものであり、部屋の温度が下がります。
暑い時期には良いですが、春や秋など、部屋の温度を下げたくない時期は、部屋が寒くなってしまいます。
そういった時期に除湿機能を使うなら、部屋の温度が下がらない、再熱除湿機能が搭載されたモデルをおすすめします。
ただ、再熱除湿機能を搭載しているモデルは基本的に高級機種で、自動お掃除機能がセットでついてきたりと、価格も高いです。
価格によっては、安いエアコンを買って、別に除湿機を買ったほうが安くなるでしょう。
除湿機は、稼働させると部屋の温度は徐々に上がります。
除湿機の選び方、後悔、失敗しないためのポイントは、こちらのページで紹介しています。

洗濯物の乾燥に使うなら、イオン付を選ぶ
エアコンの前に洗濯物を干して乾かすことに使うなら、プラズマクラスターやナノイー、ストリーマなどのイオン付を選ぶことをおすすめします。
こういった機能が搭載されたエアコンで乾かすと、部屋干し特有の臭いを抑えることができます。
私は、プラズマクラスター、ナノイー、ストリーマ、全てで部屋干しをしたことがありますが、どれも、部屋干し臭は抑えられると感じることができました。
どれが良い。とまでは言えませんが、何かしらのイオン放出機能が搭載されているモデルのを選ぶと良いでしょう。
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エアコンのお掃除機能は、いらない?
中上位機種には、自動お掃除機能がついています。
通常、2週間に1回ほど必要なフィルター掃除が、半年に1回程度で済むようになります。
ただ、正直なところ、自動お掃除機能がついていないエアコンでも、よほどホコリっぽい部屋で使わない限り、半年に1回程度の掃除でも、極端に能力が落ちたり、電気代が上がることはありません。
自動お掃除機能を搭載したエアコンは、価格が高く、自分で洗浄スプレーを使うと故障しやすい。といったデメリットもあります。
再熱除湿機能が欲しい、加湿機能が欲しいなど、高級機種にしか搭載されていない付加機能が欲しいのであれば、自動お掃除機能もついてくるので仕方がありませんが、自動お掃除機能自体は、個人的にはいらないと思います。
各エアコンメーカーの特徴
パナソニックのエアコンの特徴
家庭用エアコンでシェアトップなのは、パナソニックです。
パナソニックのエアコンには、ナノイーXが搭載されていることが特徴です。
また、最上位機種には、加湿機能も搭載されています。
これまで、エアコンの加湿機能はダイキンの「うるるとさらら」にしか搭載されていませんでしたが、パナソニックにも搭載されました。
ダイキンのエアコンの特徴
家庭用エアコンのシェア2位、業務用も含めれば世界のトップシェアを持っているのが、ダイキンです。
ダイキンのエアコンには、ストリーマが搭載されています。
ダイキンエアコンの加湿機能には20年以上の実績があり、実績を重視するなら、ダイキンの方が安心です。
また、上位モデルには室外機に吸音マフラーが搭載されており、静音性も重視されています。
個性的な薄型エアコン、リソラも販売されています。デザイン性を重視する人には、おすすめです。
三菱電機のエアコンの特徴
三菱電機のエアコンには、ムーヴアイが搭載されていることが特徴です。
上位機種には、AIを活用した、ムーヴアイmirA.I+というセンサーが搭載されており、一人ひとりに快適な風を送ることができます。
日立のエアコンの特徴
日立のエアコンには、フィルターだけでなく、ファンも自動で掃除してくれる機能が搭載されていることが特徴です。
また、フィンを凍結洗浄する機能も日立だけで、エアコン内部の清潔を重視する人におすすめです。
富士通のエアコンの特徴
富士通のエアコンの上位モデルには、ハイブリッド気流が採用されていることが特徴です。
通常の吹き出し口の左右にも吹き出し口がついており、部屋の温度ムラを抑えることができます。
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不動産業界に携わり、マイホームの建設、実家のリフォームなどを経験しています。
これからマイホームを作ろうと考えている人、リフォームをしようと考えている人、移住やライフスタイルの悩みや迷いを解決することができるような情報を発信します。